在マカッサル出張駐在官事務所所長挨拶連絡先地図開館時間と休館日国内総領事館管轄地域海外安全対策情報 |
![]() 在マカッサル出張駐在官事務所所長からの御挨拶4月23日に、当事務所長として着任しました東本真吾です。 初めて私と知り合いになったこちらの方は、私の名前を、「あじのもと」とうっかり間違えられることがあります。 実は、21年以上も前の1991年5月に、当時の在ウジュンパンダン日本国総領事館に副領事として約3年間過ごしたことがあります。当時から随分と変わった部分もありますが、当時の知人との再会も含め、変わらない良き関係もあり、感慨深い心持ちです。 私は、1988年に外務省入省し、以降は、ジョグジャカルタでの在外研修を経て、ウジュンパンダン、ジャカルタ(2回)、米国シアトル、スラバヤでの在外公館勤務の経験があります。インドネシアでの勤務を重ねる度に、若い頃にはわからなかった当国が秘める外国文化への適応力・吸収力の大きさを感じるようになっています。 マカッサルを開発拠点とする東部インドネシア地域は、陸と海の両面で豊富な天然資源を有し、産業振興の一層の発展が期待されている地域です。インドネシアが経済的な発展を見せる中で、マカッサルやその他の東部インドネシア地域の今後の変遷を心待ちにしています。 1977年に開設されて以来、約31年間の総領事館としての活動を経て、2009年1月から在インドネシア日本国大使館のもとで出張駐在員事務所として機能しています。当事務所の管轄区域はインドネシア全33州の内10州にもおよび、その面積は日本の国土のおよそ2倍と広範囲にわたっております。具体的には東部インドネシア地域であるスラウェシ島(旧セレベス島:6州)、マルク地域(2州)及びパプア地域(2州)です。2012年10月現在の当事務所管轄区域内の在留邦人数は217人、その内86人が当事務所の所在地である南スラウェシ州都マカッサルに居住しておられます。 出張駐在員事務所と形は変えましたが、総領事館とさして変わらない職務、即ち、インドネシアの方及び第三国の方への査証業務、邦人に対する旅券業務、日本国政府留学奨学制度を含む広報文化業務を担っています。 戦前より在留邦人が交易活動を中心に当地で活躍されていた記録が残っており、当地での在留邦人コミュニティーの歴史は古いのです。スラウェシ島での外国在外公館(マナドのフィリピン総領事館を除く)、マカッサルでの唯一の在外公館として、当事務所職員一同、邦人援護業務をはじめ、在留邦人の管轄内での活動について出来る支援をしていきたいと考えています。 また、マカッサルには、東部インドネシア地域の最高学府の国立ハサヌディン大学があり、200名以上の元日本留学経験のある教授・講師がおられます。当事務所の長として、スラウェシ及びマカッサルの皆さんの日本への親しみと日本への期待をきちんと受け止め、インドネシアと日本の歴史ある友好的なつながりを更に発展させる一助となるよう頑張っていきたいと思います。 2012年5月9日 |