安倍総理インドネシア訪問

首脳会談に向けて大統領宮殿入りする安倍総理



大統領宮殿における首脳会談

    安倍総理大臣(当時、以下同)は、8月19日から21日までインドネシアを公式訪問しました。その後、安倍総理大臣は辞任し、9月25日、福田康夫衆議院議員が総理大臣に就任しました。福田新総理大臣は、日本インドネシア友好協会会長としてインドネシアとの友好関係の促進に永年努力されています。先般の安倍総理大臣のインドネシア訪問の成果を踏まえつつ、福田政権の下で日本とインドネシアの関係が一層強化されることが期待されています。

    20日、安倍総理は、ユドヨノ大統領と首脳会談を行い、二国間関係、地域・国際情勢など様々な点に関する協議を行いました。この機会に両国は、「戦略的パートナーシップ」に基づき、協力関係を強化することを改めて確認しました。

    それに関連して、日本は、インドネシアの民主化を促す警察改革支援の継続を表明しました。
    また、環境・エネルギー問題については、安倍総理より、「美しい星50」の提案について説明を行いました。

    ユドヨノ大統領は、12月にバリで開催される気候変動枠組条約第13回締約国会議(COP13)への重要な政策的インプットとして、この提案を高く評価しました。

    さらに、安倍総理とユドヨノ大統領は、20日、経済連携協定(EPA)に調印しました。これにより、両国の経済的競争力の増進及び能力開発のための協力を通じた連携強化による両国の繁栄と安定が期待されています。


経済連携協定(EPA)の調印を発表する両国首脳

    同日には、ビジネス・フォーラムも開催され、日本経団連を含む200名近くの日本側経済関係者が出席しました。さらに安倍総理は、インドネシア世界問題協議会(ICWA)主催のフォーラムにおいて、政策スピーチ「日本とASEAN−思いやり、分かち合う未来を共に」を行いました。安倍総理はスピーチの中で、@EPAのネットワークを活用したASEAN諸国とより幅広い経済関係の構築、A日本政府によるメコン流域諸国の安定的な成長に対する支援、B平和の構築および定着化の重要さ、について述べました。


政策スピーチを行う安倍総理

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