福田康夫内閣発足 〜自立と共生の社会に向けて〜

   平成19年10月1日、福田総理は、第168回国会の衆議院・参議院の本会議で所信表明演説を行いました。「日本の将来の発展と国民生活の安定を最優先に、全力を傾けて職責を果たしてまいります。」と決意表明したあと、政治と行政に対する信頼の回復に向けて、政治資金問題の改善や公務員改革、行財政改革を進めていくことを表明しました。

    また、「信頼できる社会保障制度の整備」、「国民の安全・安心を重視する政治への転換」、「子育てを支える社会の実現」、「改革の継続と安定した成長」、「いわゆる格差問題への対応」、「これからの環境を考えた社会への転換」、「平和を生み出す外交」について所信を述べました。そして最後に、「改革の続行に当たって、私は、『自立と共生』を基本に、政策を実行してまいりたいと思います。老いも若きも、大企業も中小企業も、そして都市も地方も、自助努力を基本としながらも、お互いに尊重し合い、支え、助け合うことが必要であるとの考えの下、温もりのある政治を行ってまいります。その先に、若者が明日に希望を持ち、お年寄りが安心できる、『希望と安心』の国があるものと私は信じます。」と述べました。

第17回ASCOJA (アセアン元日本留学生評議会) 総会出席

第17回ASCOJA総会シダルタ会長より記念品を授与される福田康夫議員



   総理大臣就任直前、9月5日から7日まで、福田康夫衆議院議員は、ジャカルタにて第17回ASCOJA総会に出席しました。ASCOJAは、故福田赳夫元首相の理念に基づき設立されたものであり、御子息である福田康夫議員は、ASEAN各国の元日本留学生達から温かい歓迎を受けました。
    環境問題がテーマとなった本総会にて、福田議員は、我々が出来る事として、「資源を有効に活用すること。大量生産・大量消費という価値観を転換し、『一つの物を大事に慈しむ心』を復活させること。そして、自分たちが世界のために何ができるかを問いあえる仲間を国境を越えて増やしていくこと。」と述べました。


第17回ASCOJA総会・レセプションにて挨拶する福田康夫議員
写真提供:インドネシア元日本留学生協会(PERSADA)


ダルマ・プルサダ大学訪問 ・ LL機材引渡し式出席

ダルマ・プルサダ大学のLL教室にて、学生達と触れ合う福田康夫衆議院議員

第17回ASCOJA総会を終えた9月8日、福田康夫議員は、海老原紳駐インドネシア大使と共に、ダルマ・プルサダ大学に対する、LL教室機材の引渡し式に出席しました。同大学は、1986年にインドネシア元日本留学生協会(PERSADA)により設立されたもので、このたび日本政府の草の根文化無償資金協力(約900万円相当)により、日本語学習用LL機材が同校に建設されました。LL教室には、40台のパソコンが設置され、ビデオ教材やインターネットを活用することにより、より効果的な学習が可能となりました。2004年以来、2度目の同校訪問となる福田議員は、「早く日本語を上達させて、私の通訳をしてよ。」などと声を掛けるなど、学生達と交流を深めました。

TOP