- 職業訓練指導員・小規模工業普及員養成センター(人造りセンター)(技術協力)(1981)
- 職業訓練指導員・小規模工業普及訓練センター(ASEAN人造り)(無償資金協力)(1983)
- CEVEST日本関係図書(文化無償資金協力)(1985)
- CEVEST職業訓練向上計画(技術協力)(1991)
実施期間:
- 第1次協力(1983-1990年)機械科、自動車科、溶接科、板金科、電子科、電機科及び訓練技法の分野で2年制短大(Diploma2)の資格の訓練指導員養成を目指し、建物、機材を無償供与。
- 技術協力
R/D署名:1983年2月16日より5年間。1988年2月16日より1990年3月31日まで延長。
- 無償資金協力
1983年7月9日交換公文締結。
- 第2次協力(1992-1997年)3年制短大(Diploma 3)の資格の訓練指導員の養成。機械、電気、電子部門の民間企業在職者を対象とする技能向上訓練の実施。
実施場所:
名称:DIKLAT INSTRUCTOR CEVEST (The Center for Vocational and Extension Service Training)
(注)現在の名称は、The Overseas Training Center (B2PLKN-CEVEST)
所在地:Jl. Guntur Raya No.1 Bekasi, Tel. 8841147
供与金額:
- 施設、訓練機材(30億円)、技術協力(10億円)、追加機材(1億7200万円)
- 文化資料(無償)1985年、8000冊の図書を寄贈(図書館に所蔵)
目的:
インドネシア政府第Ⅲ次(1979~1983年)および第Ⅳ次(1984~1989年) 5カ年計画における最重要課題として位置付けられた国民の技能向上を計るための、職業訓練施設の大幅に増設、拡充、及びその運営のための大量の職業訓練指導員の養成。
案件概要:
- 当プロジェクトは,1985年、鈴木善幸首相がASEAN歴訪時に提唱した「ASEAN人造り協力構想」に基づき、ASEAN地域の職業訓練指導員及び中小企業の人材育成のため、日本の無償技術協力によりASEAN各国に一つずつ人造りのための職業訓練センターを建設したもののひとつ。
- CEVESTにおいて実施された訓練コースは、次のとおり。
- 養成訓練2年課程・・・新規採用指導員候補(無技能者)に対し指導技法および技能訓練を実施。
- 向上訓練3ヵ月・・・配属されている指導員を対象に養成訓練2年課程修了者と同等の技能知識水準に引き上げること。
- 民間指導員訓練2-3ヵ月・・・民間教育訓練施設指導員を対象に指導技法先端技能の訓練を実施。
- アセアン域内研修1ヵ月・・・アセアン域内公共職業訓練施設指導員の技能向上訓練を実施。
- 管理者訓練3ヵ月・・・国内公共訓練施設管理職に対する管理運営指導を実施。
その後の状況
- 経過
- 1985年 インドネシア職業訓練指導員・小規模工業普及員養成センター(The Center for Vocational and Extension Service Training: CEVEST)として開設。工業省と労働力省の共管。
- 1986年 指導員訓練センターCEVEST(DIKLATIN-CEVEST)
- 1990年 指導員訓練及び開発機関(BLIP)。労働省の所管となる。
- 1998年 インドネシアの上級技術訓練の優秀センターとして認められる。
- 2000年 専門学校レベルの機関から高等教育機関と同等レベルの機関に格上げされる。
- 2001年 労働サービス訓練・開発センター(P3TKIJ)
- 2002年 海外雇用労働力訓練センター(Puslatker TKLN)
- 2006年 海外雇用労働力訓練・開発機関(B2PLKLN)
- 現状
現在は、労働・移住省職業訓練・生産性総局の管轄下で、バンドンと並ぶ職業訓練指導員の中心的養成施設として積極的に活用されているほか、失業者訓練、地元企業の要請に合せた職業訓練を実施。その他、海外派遣前の労働者の訓練施設としても利用されている。
 |
現在のCEVESTの外観 |