実施期間:
    2004年3月18日
実施場所:
    ジャカルタ首都特別州
供与金額:
    3億3500万円/約 305万米ドル(約 259億ルピア)
案件概要:
貧困削減は、日本のインドネシアに対するODAの中の重要分野の一つであり、日本政府は、同分野に対し、主として無償資金協力を通じて支援する方針である。2002年のジャカルタ大洪水の後、インドネシア国およびジャカルタ特別州は、ジャカルタの洪水浸水被害が多発している地区に対し、インドネシア製の移動式ポンプ車で緊急排水を行っている。しかし、この移動式ポンプでは、ポンプの容量が十分でなく、設置に時間がかかるなどの理由により、多くの浸水多発地区に十分な対応が出来ていない。
本無償資金協力は、日本製の高性能なハンディポンプセットを導入し、浸水常習地区にこれらハンディーポンプを急行させることで、雨水排除が難しいジャカルタ市内の浸水被害の軽減を図るものである。これは、生活環境の改善だけでなく洪水期の経済活動の維持をすることで、ジャカルタの社会経済の安定に寄与するものと期待される。