- グレシック火力発電所3・4号機改修計画(国債1/2) (2004)
- グレシック火力発電所3・4号機改修計画(国債2/2) (2005)
実施期間(交換公文締結日) :
    2004年7月26日
実施場所 :
    東ジャワ州
供与金額 :
    19.85億円 /約 1,836万米ドル(約 1,648億ルピア)
    • グレシック火力発電所3・4号機改修計画(国債1/2) (5.12億円)
    • グレシック火力発電所3・4号機改修計画(国債2/2) (14.73億円)
案件概要:
インドネシアの電力需要は、首都ジャカルタを中心とするジャワ島に集中しているため、同島のジャワ-バリ間の電力系統は、2003年の供給可能能力が12,500から14,000MWであるのに対し、2002年の実績最大負荷は13,830MWに達しており、インドネシア国営電力会社による電力供給に私企業の売電による電力供給を加えても、電力不足が予想される。また、ジャワ島のグレシック火力発電所3・4号機は建設以来すでに約15年が経過して経年劣化が進んでおり、特に蒸気タービンは復水器から海水が浸入したために通常より早く劣化し、出力が低下している。
このような状況の下、インドネシア政府は、ジャワ-バリ間の電力系統の安定に不可欠なグレシック火力発電所3・4号機の蒸気タービン、主要蒸気弁、ボイラー給水ポンプ等を改修するために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。この計画の実施により、グレシック火力発電所3・4号機の出力回復および発電効率の改善が達成され、ジャワ-バリ間の電力系統の安定に寄与することが期待される。