実施期間(交換公文締結日) :
    2005年2月27日
実施場所 :
    広域
供与金額:
    3.80億円/ 約355万米ドル(約283億ルピア)
案件概要:
貧困削減は、日本の対インドネシア援助戦略における重点項目の一つであり、日本政府は、長年にわたり、インドネシア政府により貧困削減の取り組みを、主として無償資金協力を中心としたODAスキームを通じ、支援してきた。インドネシアの主食たるコメの生産については、生産性向上が求められており、現在、インドネシア政府はバランスの取れた施肥の普及に努めているところである。
本案件においては、貧困地域を中心とする稲作農家に良質で比較的安価な肥料を供給し、モデル的な施肥体系を導入することでコメの生産性の向上を通じた農民の所得向上を図るため、インドネシア国内で確保できないカリ肥料の購入を支援する。また、同カリ肥料をインドネシア国内で売却することにより積み上がる見返り資金は、主に小農支援、貧困対策に活用される。