- 東ヌサトゥンガラ州橋梁建設計画(国債1/4) (2005)
- 東ヌサトゥンガラ州橋梁建設計画 (2006)
実施期間(交換公文締結日):
    2005年8月29日
実施場所 :
    東ヌサトゥンガラ州
供与金額 :9.38億円/ 約852万米ドル(約878億ルピア)
- 東ヌサトゥンガラ州橋梁建設計画(国債1/4) (1.73)
- 東ヌサトゥンガラ州橋梁建設計画 (2006)
案件概要:
インドネシア東部のティモール島に位置する東ヌサトゥンガラ州は、インドネシアで最も貧困な地域の一つであり、1人あたりの地域総生産が全国平均の3分の1以下に留まっている。同州の経済活動を向上させるためには、道路整備による人の交流や物流の改善が不可欠である。現在、州内には州都クパンから島中央部の山岳地域を経由し、東ティモール国境に至る中央回廊が東西方向を結ぶ唯一の幹線道路として整備されている。しかし、大型車の通行規制や雨季における土砂災害時の通行止により円滑な交通・物流が行えない状況となっている。そのため、中央回廊を保管する幹線道路として海岸沿いの州道の整備が進められているが、2橋梁が未整備のため雨季には水位上昇で交通がストップし、地域が分断されるなど交通・物流から地域住民の日常生活にも支障をきたしている。
このような状況の下、インドネシア政府は、幹線道路上の2橋梁(メヌ橋、ファトゥアットゥ橋)を新設するために必要な資金につき、わが国政府に対し無償資金協力を要請してきたものである。この計画の実施により、乾季、雨季にかかわらず円滑な渡河が可能となるため、地方の幹線道路としての機能が向上するとともに、地域住民の基本交通手段が確保され、地域住民の日常生活の改善が期待される。