市民警察活動促進

実施期間 :
    2002-2007

実施場所 :
    西ジャワ州ブカシ

案件概要 :
インドネシアの治安維持は、スハルト政権の終焉を受けた民主化の進展に伴い、2000年8月の国民協議会決定を受けて、国家警察が国軍から正式に分離独立し治安責任も国家警察に委ねられることとなった。

国内に多発する一般犯罪に対応し、市民の安全を確保する上で国家警察の役割は従来に増して大きくなったが、分離独立したばかりの国家警察のみの力でこれを全うし、かつ民主的な警察行政サービスを提供することは困難が伴う。

このような状況のもと、今後、国家警察が文民警察として国民の信頼を得るとともに、インドネシアの治安を維持していくことは投資の促進や経済の安定にとっても極めて重要な課題であり、JICAはインドネシア国家警察の「民主的な警察運営」、「警察活動の迅速化・効率化」、「犯罪発生の減少」、「市民サービスの向上」、「警察組織における意識改革 の促進」を支援する目的で、「国家警察改革支援プログラム」を実施した。

2002年8月から開始された本プロジェクトは、ジャカルタ郊外のブカシ警察署を市民警察として組織と機能を強化し、全国のモデル警察署として構築すべく活動を行っている。