地方貿易研修・振興センタープロジェクト

実施期間 :
    2002-2006

実施場所 :
    ジャカルタ、東ジャワ州スラバヤ、北スマトラ州メダン、南スラウェシ州マカッサル、南カリマンタン州バンジャルマシン

案件概要 :
インドネシアは1997年の経済危機後の経済再生のために、非石油・ガス部門の輸出競争力強化と、企業数・雇用割合の面で産業の中で高い比率を占める中小企業の振興を重要視してきた。この政策に対する支援の一環として、JICAはこれまでインドネシア貿易研修センター(IETC)を実施機関として、「貿易研修センター協力事業」(フェーズ1、1988~1993年)による貿易研修、商業日本語、輸出検査、展示研修の4分野における協力を行った。さらに「貿易セクター人材育成計画」(フェーズ2、1997~2002年)に よる貿易研修プログラムの企画・運営能力向上のための協力を行ってきた。これらの協力によりIETCの貿易研修実施能力は向上し、企業からも高く評価されている。一方で、ジャカルタ以外の地方からの参加者が限られているため、地方分権化を進めていることもあり、地方都市数カ所に「地方貿易研修・振興センター(RETPC)」を設立し、これまでのIETCでの成果を地方に展開した。