持続的海面養殖技術普及プロジェクト

実施期間 :
    2005-2008

実施場所 :
    バリ州ゴンドール

案件概要 :
インドネシアは輸出産品の生産性向上、零細漁民の所得向上、国民への動物性たんぱく質の安定的供給等を図るため、水産養殖の振興を国家開発計画の重点課題の一つとして いる。一方、急速に発展したエビ養殖はウイルスの発生や国際価格の下落で伸び悩んでおり、新たな養殖種の開発が喫緊の課題となっている。1994年から実施されてきた「多種類種苗生産技術開発プロジェクト」の実施により、水産養殖業の安定的発展のためハタ、ミルクフィッシュの種苗生産技術開発が実施され、2003年までに技術開発および技 術移転がなされてきた。

本協力により、この技術の普及手法について海洋水産研究庁ゴンドール研究所およびインドネシア地方養殖開発センター(養殖技術開発 体制整備の進んでいるバタム、ランプン、シツボンドを対象とすることを想定)の普及啓発担当者に技術移転を行うとともに、本技術についてASEAN諸国に紹介を行う。