お知らせ総10第11号(平成22年4月13日)
新しい入国審査手続について(続報)
在ジャカルタ日本国総領事館
スカルノハッタ空港においてすでに試験的に開始されている入国時における新しい審査について、これまで多くの在留邦人より審査の時間が長い等のお問い合わせを受けています。7日、当館よりインドネシア法務人権省監察長官に対し、改善策につき申し入れを行うとともに、10日、領事担当官が空港に出向き、入国審査担当責任者より改善状況につき聴取しましたので、以下の通りお知らせします。
1.法務人権省監察長官からの説明内容 |
(1) |
新しい入国審査手続き(指紋採取等)の導入はテロの未然防止のためのものであり、ご理解頂きたい。 |
(2) |
現在入国審査が行われている所は空港の構造上、拡張工事は物理的に困難であるとの結論に至っており、入管局と空港を管理する関係当局間でブースを増やすためのスペースの確保等今後の対応について協議しているところである。 |
(3) |
指紋採取等の本格運用は10月1日から開始されるが、9月30日までは試験的に運用が続けられる予定であり、4月12日の週にはデンパサール空港でも試験運用が開始される予定である。今後は順次全国の空・港湾港で開始されることとなっている。 |
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2.入国審査担当責任者からの説明内容 |
(1) |
新しい入国審査手続きが導入された最初の数日間は入国審査にかなりの時間を要したものの、現在審査官が慣れたこともあり、1人あたりの審査時間は短縮された状況である。 |
(2) |
当初は10本の指とも指紋の情報提供をお願いしていたが、複数の航空会社からの要望もあり、現在は両手の親指のみの情報提供をお願いしている。 |
(3) |
指紋等の個人認証情報の提供は、すでに入管局で指紋を登録されている方、つまり、短期滞在の方ですでに指紋等を登録している方、長期滞在者(KITAS所持者等)の方は免除される。 |
9月30日までは試験運用のため手続き方法が変更されることもあり得ます。引き続き当地来訪予定のご出張者、ご親族、ご友人の入国審査にこれまで以上の時間を要する可能性がありますので、出迎えの方は、来訪される方との待ち合わせ方法など緊密に連絡をとっていただくことをお薦めします。また、駐車場、空港へ向かう道路も混雑していますので、出国される際には余裕を持って空港に向かわれるよう併せてお薦めします。
なお、当館としましては今後も引き続き邦人より寄せられたご意見を踏まえて、入国管理局に申し入れ、改善を求めていきます。
在ジャカルタ日本国総領事館
TEL 021−3192−4308
FAX 021−315−7156
大使館ホームページ http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html
以上
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