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2015年 4月30日
インドネシア共和国に対する無償資金協力「貧困農民支援」(2KR)に係る見返り資金を活用した事業の承認について
1. | 4月30日(木)、日本政府及び(独)国際協力機構(JICA)は、インドネシア政府から要請のあった、無償資金協力「貧困農民支援」(2KR)に係る見返り資金を活用した2015年度の事業(総額148.8億ルピア)を承認しました。 |
2. | インドネシア政府は食料安全保障の強化を目指して、国民へのコメの安定供給に一貫して取り組んできており、無償資金協力「貧困農民支援」(2KR)は、インドネシアのコメの増産と貧困農民の支援を行うため、国内で生産できず入手が難しいカリウム肥料をインドネシア政府が海外から調達し、これを、貧困農民を対象に廉価に販売するための資金を我が国が無償資金協力により提供するものです。また、この肥料の売り上げは、インドネシア政府によって積み立てられ、貧困農民の所得向上のための自助努力に対する支援に充てられます。 |
3. | 今回承認されたのは、貧困農民の所得向上や能力強化に資する以下の事業に必要な経費です。こうした取り組みを支援することにより、インドネシアの貧困削減に大きく貢献することが期待されます。
(1) | アチェ州ピディ・ジャヤ県における水稲種子加工施設の改善コメ農家に対して高品質な種子を必要量供給するため、種子の集荷・選別・乾燥等を行う水稲種子加工施設の施設改修を支援します。 |
(2) | 農業研修センターにおける農家のエンパワーメント
農業者の能力向上や最新の農業技術の導入を加速化させるため、農業研修センターでの指導者の指導能力向上や農業者に対する研修・指導を支援します。 |
(3) | 気候変動適応策に基づく農業インフラモデルの構築と能力強化既存小規模かんがい施設を気候変動(洪水・干ばつ等)の影響を考慮した施設として改修し、地域レベルでの気候変動への適応モデルの構築を支援します。 |
(4) | 2KR事務局経費(JICA実施分)
事業のモニタリング・評価、資金の適切な管理等を担う2KR事務局の運営を支援します。 |
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4. | 日本国政府は、今後とも食料の安定供給と貧困削減に取り組むインドネシア政府の努力を引き続き支援してまいります。 |
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