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2016年11月15日 「東南スラウェシ州ワカトビ県における電化促進による医療サービス及び教育環境改善計画」引渡し式の実施について
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1. | 14日、東南スラウェシ州ワカトビ県において、日本国政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力とパナソニック株式会社の支援によってトミア島クラティ村に設置した太陽光発電装置の引渡し式が行われました。この引渡し式には、日本側から高田真里在インドネシア日本国大使館公使及び吉田宏パナソニック・ゴーベルES製造インドネシア株式会社社長、インドネシア側からイルミアティ・ダウド・ワカトビ県副知事、ジュミアディン・コーラル・トライアングル住民開発協会代表、ラ・オデ・ブルハヌディン・クラティ村・村長等が出席しました。 |
2. | 同装置は今年3月に日本国政府とコーラル・トライアングル住民開発協会との間で署名され、日本国政府から当該団体に1,178,200,000ルピアが供与された草の根・人間の安全保障無償資金協力「東南スラウェシ州ワカトビ県における電化促進による医療サービス及び教育環境改善計画」により設置されたものです。本計画では、パナソニック株式会社の協力を得て、太陽光発電装置を設置し、クラティ村の診療所及びその周辺の小学校やコミュニティー施設等に電力を供給するとともに、運営・管理委員会に対し右装置のメンテナンス等に関する研修を実施しました。 |
3. | クラティ村では、ディーゼル発電機による電気を使用しているものの、夕方から夜までの数時間しか電力が供給されないため、同村の診療所は、薬の安全な保管や夜間の分娩等にあたって非常に苦労していました。また、診療所近くの小学校やコミュニティー施設も、室内は日中から薄暗く、学生達にとって良好な学習環境とは言えない状態にありました。 この協力によって、診療所を利用するクラティ村民及び周辺村民が、より安全で充実した医療サービスを受けることが可能になるとともに、学生達の学習環境が改善され、より良い初等教育が行われることが期待されます。 |
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