駐インドネシア日本国大使館 植野特命全権大使
令和8年8月11日
植野大使
植野新駐インドネシア大使からの着任の挨拶
2026年8月6日に駐インドネシア大使として着任いたしました植野篤志でございます。
日本にとって安全保障、経済、文化等あらゆる面で極めて重要なパートナーであるインドネシアに大使として赴任することとなり、大変うれしく、光栄に感じております。と同時に、長い歴史と先人たちの努力により築かれてきた日本とインドネシアの友好関係を更に発展させるという重責を担うことに身の引き締まる思いがいたします。
私とインドネシアとの関わりは、1987年に大学の卒業旅行で初めてジャカルタとバリを訪れた時に始まります。その後も、東京の外務省や米国、中国、さらには、フィリピンやカンボジアといったほかの東南アジア諸国の大使館で勤務する中で、政治、経済、国際協力など様々な分野でインドネシアとの関係に携わる機会がありました。とはいえ、ASEANの雄であり、多くの魅力あふれるこの国に生活の拠点を置くのは今回が初めてとなります。今回の赴任を機に、インドネシアへの理解を更に深めるとともに、多くの皆様との交流を通じて両国関係の一層の発展に尽力したいと考えております。
インドネシアは、2億8,000万人を超える人口を有するASEAN最大の国であり、多様な民族・文化と長い歴史、美しく豊かな自然、そして、活力に満ちた多くの若者を有する大変魅力的な国です。近年ではグローバルサウスの中核のひとつとして、国際社会における存在感をますます高めています。
そのインドネシアと日本は、同じインド太平洋地域に位置する海洋国家として、長年にわたり緊密な関係を築いてきており、本年3月にはプラボウォ大統領が公式実務訪問賓客として訪日されるなど、経済、インフラ開発、人材交流、安全保障、防災、エネルギー移行等の、幅広い分野で協力を深めています。また、両国は基本的な価値観や原則を共有し、二国間協力に加えて、地域及び国際社会における諸課題に連携して取り組む「包括的・戦略的パートナー」です。日本としては、今後、これまで築かれてきた強固な信頼関係を礎として、日・インドネシア間のパートナーシップを更に発展させ、両国のみならず、地域及び国際社会の平和と繁栄に貢献していきたいと考えております。
そのためにも、私は、大使として、できる限り多くのインドネシアの皆様と直接お会いし、様々な声に耳を傾けることを大切にしたいと考えます。そして、ジャカルタのみならず、インドネシア各地に積極的に足を伸ばし、インドネシアの多様な文化や社会への理解を深めるとともに、日本の魅力や考え方をより多くのインドネシアの方々に知っていただけるよう努めてまいります。
両国関係を一層発展させるためには、政府間の協力だけでなく、日インドネシア両国の国民同士の交流が不可欠です。在留邦人の皆様をはじめ、両国の多くの方々とのつながりを大切にし、相互理解と友情に支えられた関係を更に強固なものにできるよう努めます。2年後の2028年に日本とインドネシアは外交関係樹立70周年を迎えますが、官民一体となってそれに向けた機運も高めていきたいと考えております。
これからの任期を通じ、日・インドネシア関係のさらなる発展に向けて誠心誠意取り組んでまいりますので、皆様の御理解と御支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
令和8年8月
インドネシア駐箚特命全権大使
植野 篤志
インドネシア駐箚特命全権大使
植野 篤志
略 歴
| 昭和 | 62.4 | 外務省入省 |
| 平成 | 16.9 | 大臣官房人事課企画官 |
| 17.9 | 国際法局条約交渉官 | |
| 18.8 | 国際法局経済条約課条約交渉官 | |
| 19.2 | 国際情報統括官付国際情報官(第三国際情報官室担当) | |
| 20.8 | 国際協力局多国間協力課長 | |
| 21.7 | 国際協力局地球規模課題総括課長 | |
| 22.3 | 国際協力局政策課長 | |
| 23.9 | 大臣官房在外公館課長 | |
| 25.7 | アジア大洋州局中国・モンゴル第一課長 | |
| 27.10 | 在フィリピン日本国大使館 公使 | |
| 29.7 | 在中華人民共和国日本国大使館 公使 | |
| 令和 | 元.9 | 特命全権公使 在中華人民共和国日本国大使館在勤 |
| 2. 7 | 国際協力局長 | |
| 4. 9 | 大臣官房 | |
| 10 | 特命全権大使 カンボジア国駐箚 | |
| 8.6 | 特命全権大使 インドネシア国駐箚 |
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