令和6年春の叙勲

令和6年4月29日
           [Bahasa Indonesia]
 
令和6年4月29日、日本政府は、令和6年春の叙勲に際し、日本とインドネシアの関係増進に寄与した功績を称え、以下の2名に対して、勲章を授与することを発表しました。
 
1. デワ・ングラ・スプラプタ 氏(旭日中綬章)
(主要経歴)
 現 国立ウダヤナ大学農学部植物病理学・植物保護学教授
(功績概要)
 植物病理学分野における日本・インドネシア間の学術交流及び相互理解の促進に寄与
(対日功績)
 同人は、鹿児島大学で農業分野の博士号を取得後、国立ウダヤナ大学で日本型研究室を立ち上げ、植物病理学の研究及び学生指導を行った。学術的に質の高い論文を発表し、当国の学術界に日本留学の成果を宣揚し、日本での研究を志す学生や若手教員の模範となる功績を残した。日本の複数の大学と精力的に農業分野の学術研究交流を行い、学術分野での我が国との協力推進に大きく貢献した。また、平成15年から元日本留学生協会(プルサダ)バリ支部長として、平成19年から同支部顧問として、バリの元日本留学生の組織化、ネットワーク構築に尽力した。
 
2. ステゴ・マルディ 氏(瑞宝単光章)
(主要経歴)
 元 在インドネシア日本国大使館現地職員
(功績概要)
 日本国在外公館活動に寄与
(対日功績)
 同人は、1982年から2015年まで、32年以上の長きにわたり在インドネシア日本国大使館現地職員として勤務。「日本の顔」として国内外要人への接遇の要である大使公邸の職員として、接宴のセッティングや清掃、公邸各所の修理業務等を行い、日本大使公邸の円滑な運営に寄与し、外交活動に貢献した。その働きぶりは、歴代の大使、また多数の大使館員から高く評価された。