令和6年度 日本NGO連携無償資金協力署名式の実施

令和6年5月2日
           [Bahasa Indonesia]
     
 
本日、外務省に対して申請された日本NGO連携無償資金協力候補案件の中から、審査を経てインドネシアで実施することが決定された案件について、正木靖駐インドネシア日本国大使と被供与団体代表との間で贈与契約が署名されました。

本日署名された案件に関する情報は以下のとおりです。
案件名: 
パプア州小規模農家、水産事業者の生活向上に向けた、生産・加工・販売工程を改善する簡易設備の導入・普及及び研修事業(第3年次事業)
申請団体名: 
一般社団法人コペルニク・ジャパン
事業地: 
パプア州ジャヤプラ県サベヤ村、タブラスパ村、ケンダテ村及びビアク・ヌンフォル県(パイ島、マングワンディ島)

インドネシアの最貧困州の一つであるパプア州では、住民の約7割が農業や漁業などの第一次産業に従事する小規模授業者であるものの、品質の高い商品の生産や効率的な生産が達成できない、市場開拓も進まないという問題があり、生計レベルが低いままとなっています。そこで、本プロジェクトでは、同州のジャヤプラ県及びビアク・ヌンフォル県の小規模農家・水産事業者を対象とし、資機材の使用・維持管理方法、加工技術等の研修を行うことにより、カカオ及び水産物等の商品の品質向上を行い、また併せて販路拡大の支援を行うことにより、貧困の削減を目指します。

日本NGO連携無償資金協力とは、日本の国際協力NGOがインドネシアを含む海外で実施する経済社会開発事業を支援するスキームです。順調な経済成長を遂げているインドネシアですが、今後も中長期的に同国の安定が確保されるためには、国内の所得格差や、地域格差の是正、そして様々な脆弱性の克服が必要です。今般採択した案件が、インドネシアにおける諸課題の解決に資することが期待されます。

令和6年日本NGO連携無償資金協力 契約案件
No.  案件名 申請団体名 事業地 契約額 概要
1. パプア州小規模農家、水産事業者の生活向上に向けた、生産・加工・販売工程を改善する簡易設備の導入・普及及び研修事業(第3年次事業) 一般社団法人コペルニク・ジャパン パプア州ジャヤプラ県サベヤ村、タブラスパ村、ケンダテ村及びビアク・ヌンフォル県(パイ島、マングワンディ島) IDR 7,750,627,519 インドネシアの最貧困州の一つであるパプア州ジャヤプラ県及びビアク・ヌンフォル県において、小規模農家・水産事業者を対象とし、資機材の使用・維持管理方法、加工技術等の研修を行うことにより、カカオ及び水産物等の商品の品質向上を行い、また併せて販路拡大の支援を行うことにより、貧困の削減を目指す。