第38期JETプログラム参加者による永井次席公使への表敬訪問

令和6年7月22日
 


日本政府は、地方公共団体が、諸外国の青年を地方公務員等として任用し、日本全国の学校で外国語やスポーツなどを教えたり、地方公共団体で国際交流のために働いたりする機会を提供する「JETプログラム」事業を行っています。このたび、第38期JETプログラムの参加者として、インドネシアから、ソエトジョ・トゥジョンドロサトゥリヨ(Soetojo Tjondrosatriyo)氏とファジャル・ファトゥ・ラフマン(Fajar Fathhu Rahman)氏の2名が日本に赴任することとなりました。

ソエトジョ氏は、長年バドミントンのコーチとして活動してきた経歴を持っています。同氏はスポーツ国際交流員として新潟県佐渡市に赴任し、長年の指導経験を活かして、現地の若者にバドミントンの指導を行う予定です。
また、ファジャル氏は、大学で日本語を専攻しており、日本への留学経験があります。国際交流員として高知県高知市に赴任し、高い日本語運用能力を活かして、同市と姉妹都市であるスラバヤ市との交流を始め、様々な国際交流活動に従事する予定です。

7月22日、在インドネシア日本国大使館にて、上記の2名による永井次席公使への表敬訪問を行われました。永井次席公使から、ソエトジョ氏、ファジャル氏の日本での活躍を祈念し、壮行の言葉が述べられました。

上記2名は、8月上旬にJET職員として各地方公共団体に着任する予定です。

【参考】JETプログラム概要
JETプログラムとは、Japan Exchange and Teaching Programmeの略称であり、外務省、総務省、文部科学省、(一財)自治体国際化協会(クレア)の協力のもと、地方公共団体が、諸外国の若者を地方公務員等として任用し、日本全国の小学校、中学校や高校で外国語やスポーツなどを教えたり、地方公共団体で国際交流のために働いたりする機会を提供する事業です。JETプログラム参加者は、「外国語指導助手(ALT)」、「国際交流員(CIR)」、「スポーツ国際交流員(SEA)」の3つの職種のいずれかで来日します。
 
●外国語指導助手(ALT:Assistant Language Teacher)
主に学校、または教育委員会に配属され、日本人外国語担当教員の助手として外国語授業に携わり、課外活動などに従事します。
 
●国際交流員(CIR:Coordinator for International Relations)
主に地方公共団体の国際交流担当部局等に配属され、国際交流活動に従事します。その職務内容から、応募者には高い日本語能力が求められます。
 
●スポーツ国際交流員(SEA:Sports Exchange Advisor)
主に地方公共団体に配属され、スポーツ指導等を行います。特定種目の専門家として、トレーニング方法やスポーツ関連事業の立案の補助などを通じ、国際交流活動に従事します。
JETプログラムに参加する青年は、日本全国各地における学校や行政組織の中で、地域や住民に密着した活動を行うことを通じ、日本を経験し、帰国後も様々な分野で活躍し、日本と母国との間の貴重な橋渡し役となっています。
 
インドネシアからはこれまでに、現在も日本で活動中の7名を含む、のべ23名がJETプログラムに参加してきました。