日・インドネシア外相会談
令和6年7月26日
現地時間7月26日午後3時15分(日本時間同日午後5時15分)から約30分間、ASEAN関連外相会議に出席するためラオス人民民主共和国を訪問中の上川陽子外務大臣は、ルトノ・マルスディ・インドネシア共和国外務大臣(H.E. Ms. Retno L.P. Marsudi, Minister for Foreign Affairs of the Republic of Indonesia)と外相会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
1. 冒頭、上川大臣から、再会を嬉しく思う、両国は基本的な価値や原則を共有する「包括的・戦略的パートナー」であり、二国間関係を更に発展させるべく、WPSを始めとする様々な分野で一層連携を強化したい旨述べました。これに対して、ルトノ外務大臣は、既に緊密な両国のパートナーシップを一層強固なものとすべく、共に取り組みたい旨述べました。
2. 上川大臣から、ジャカルタ都市高速鉄道(MRT)を含むインフラ整備や、8月にインドネシアで開催予定の第2回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合を始めとする脱炭素・エネルギー協力等に言及しつつ、経済分野での協力を引き続き強化したい旨述べました。また、上川大臣は、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けた連携を重視し、安全保障分野での協力も更に進めたい旨述べました。これに対して、ルトノ外務大臣は、こうした幅広い分野において、両国の協力関係を更に強化していきたい旨述べました。
3. 両大臣は、東シナ・南シナ海情勢を始めとする地域情勢についても意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。
4. 両大臣は、フランスで発生した高速鉄道に対する攻撃についても言及し、オリンピックが安全に実施できるよう連携していくことで一致しました。