「中部ジャワ州グロボガン県カランバンチャー村における浄水施設整備計画」 引渡し式の実施について
-草の根・人間の安全保障無償資金協力-
2月25日、中部ジャワ州グロボガン県カランバンチャー村において、日本国政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力の支援によって整備された浄水施設の引渡し式が行われました。
この引渡し式には、日本側から大道拓馬二等書記官、インドネシア側から、オエトジョ・ゲイェール郡長、ストリスノ・カランバンチャー村長、フティック・レスタリ・インサン・センバダ財団代表、グラン・アルミロ PT. YAMAHA MOTOR NUANSA INDONESIA クリーンウォーター部長ほかが出席しました。
本事業実施以前、カランバンチャー村では、ほぼ自給自足の生活を送る多くの村民にとって安全なミネラルウォーターは高価であり、日常的に購入することができませんでした。そのため、水質に問題のある近くの川の水を生活用水に使用せざるを得ず、不衛生な水の使用が原因とみられる腎臓結石などの疾病を患う村民も多い状況でした。
そうした状況を改善するべく、日本国政府は本事業を通じてヤマハ発動機株式会社と連携し、インサン・センバダ財団による浄水施設の整備及び管理・運用の技術指導を支援しました。その結果、村民約2,000名が清潔で安全な水へアクセスできるようになり、住民の健康状態の改善に役立てられています。
草の根・人間の安全保障無償資金協力
「中部ジャワ州グロボガン県カランバンチャー村における浄水施設整備計画」
案件の概要:中部ジャワ州グロボガン県カランバンチャー村に浄水施設を整備するとともに、村民による施設の管理委員会を立ち上げることにより、村民に安全で安価な水を提供するもの。ヤマハ発動機株式会社との官民連携事業。供与額6,497,680円。