令和7年春の叙勲

令和7年4月29日
           [Bahasa Indonesia]
 
 
令和7年4月29日、日本政府は、令和7年春の叙勲に際し、日本とインドネシアの関係増進に寄与した功績を称え、以下の2名に対して、勲章を授与することを発表しました。
 
1. ラデン・モハマド・マルティ・ムリアナ・ナタレガワ 氏(旭日大綬章)
(主要経歴)元 外務大臣
(功労概要)日本・インドネシア間の関係強化及び友好親善に寄与
(対日功績)同人は、平成21年から平成26年にかけて、第二期ユドヨノ政権において外務大臣を務め、平成23年には同人のイニシアティブにより両国間初の日・インドネシア閣僚級戦略対話を開始したほか、同年3月に発生した東日本大震災に際して、自ら主導して日・ASEAN特別外相会議をジャカルタで開催し、インドネシアのみならず、ASEAN全体の中心となって対日支援に尽力した。また、両国首脳等の往来においてインドネシア外交当局トップとして日本政府と緊密に調整を行い、両国要人往来の成功に大きく貢献した。
 
 
2. アイルランガ・ハルタルト 氏(旭日重光章)
(主要経歴)現 経済担当調整大臣
(功績概要)経済分野における日本・インドネシア間の関係強化に寄与
(対日功績)同人は、平成28年に工業大臣に就任し、その後令和元年からは工業省を傘下に置く経済担当調整大臣に就任して、インドネシアに進出した多くの日系企業の声に耳を傾け、インドネシアの内国企業保護政策による規制の影響を緩和するなど、事業環境の維持・改善のために政府内で手腕を発揮した。また、日本が進めるAZEC構想において、インドネシアにおける旗振り役として活動し、日系企業による様々な関連事業の推進に大きな役割を果たすなど、日本とインドネシアの経済協力関係の発展に大きく貢献している。