第39期JETプログラム参加者による正木大使への表敬訪問
令和7年8月5日
日本政府は、地方公共団体が、諸外国の青年を地方公務員等として任用し、日本全国の学校で外国語やスポーツなどを教えたり、地方公共団体で国際交流のために働いたりする機会を提供する「JETプログラム」事業を行っています。このたび、第39期JETプログラムの参加者として、インドネシアから、セプトリアニ(Septryani)氏とイスワント・インタン・プトリ(Iswanto Intan Putri)氏の2名が日本に赴任することとなりました。

セプトリアニ氏は、大学で日本語教育を専攻しており、日本への留学経験があります。今般、国際交流員として群馬県に赴任し、県内経済の活性化に欠かせない存在となっているインドネシアの皆様との架け橋として、群馬県のプロモーションを始めとする様々な国際交流活動に従事する予定です。
また、インタン氏は、大学で日本文学を専攻しており、同じく日本への留学経験があります。今般、国際交流員として鹿児島県大崎町に赴任し、町内のインドネシアコミュニティ形成の支援や、その高い日本語運用能力を活かし、架け橋として様々な国際交流活動に従事する予定です。
8月1日、在インドネシア日本国大使館にて、上記の2名による正木大使への表敬訪問が行われました。正木大使から、セプトリアニ氏、インタン氏の日本での活躍を祈念し、壮行の言葉が述べられました。
上記2名は、8月上旬にJET職員として各地方公共団体に着任する予定です。
【参考】JETプログラム概要
JETプログラムとは、Japan Exchange and Teaching Programmeの略称であり、外務省、総務省、文部科学省、(一財)自治体国際化協会(クレア)の協力のもと、地方公共団体が、諸外国の若者を地方公務員等として任用し、日本全国の小学校、中学校や高校で外国語やスポーツなどを教えたり、地方公共団体で国際交流のために働いたりする機会を提供する事業です。JETプログラム参加者は、「外国語指導助手(ALT)」、「国際交流員(CIR)」、「スポーツ国際交流員(SEA)」の3つの職種のいずれかで来日します。
●外国語指導助手(ALT:Assistant Language Teacher)
主に学校、または教育委員会に配属され、日本人外国語担当教員の助手として外国語授業に携わり、課外活動などに従事します。
●国際交流員(CIR:Coordinator for International Relations)
主に地方公共団体の国際交流担当部局等に配属され、国際交流活動に従事します。その職務内容から、応募者には高い日本語能力が求められます。
●スポーツ国際交流員(SEA:Sports Exchange Advisor)
主に地方公共団体に配属され、スポーツ指導等を行います。特定種目の専門家として、トレーニング方法やスポーツ関連事業の立案の補助などを通じ、国際交流活動に従事します。
JETプログラムに参加する青年は、日本全国各地における学校や行政組織の中で、地域や住民に密着した活動を行うことを通じ、日本を経験し、帰国後も様々な分野で活躍し、日本と母国との間の貴重な橋渡し役となっています。
インドネシアからはこれまでに、現在も日本で活動中の7名を含む、のべ26名がJETプログラムに参加してきました。