JENESYS2025によるイスラム社会団体の学生・若手実務家の訪日
令和7年11月21日
帰国報告会
諫早市長を表敬
日本政府は、JENESYSプログラム(注)において、イスラム社会と日本社会の相互理解を深めること、また二国間の青少年の交流を深めることを目的に2017年からイスラム社会団体の学生・若手実務家を招へいしてきました。本年度は、ナフダトゥール・ウラマ(NU)所属の青年3名、ムハマディヤ所属の青年3名、イスティクラル・モスク所属の青年1名、国立イスラム大学ジャカルタ校所属の青年1名から成る8名が11月11日から11月18日まで訪日しました。
訪日中、招へい者は東京、長崎に滞在し、日本の文化、宗教、歴史、平和への取組への理解を深めるために寺社、高校、大学、原爆資料館、諫早市役所、抹茶工場等を訪問しました。日本におけるイスラム教についての講義や地方自治体が取り組む防災などの課題についての説明を聴講したほか、2泊3日のホームステイを体験しました。
11月18日には帰国報告会を開催し、招へい者8名、各イスラム社会団体の代表者4名、また当館からは田中政務部長等が出席しました。田中政務部長は挨拶において、二国間の将来の友好関係を築いていくのは若い世代であり、参加者たちそれぞれが日本で経験したことを活かし、様々な分野でより多角的な学びに寄与し、将来のインドネシアを築いてほしいとの期待を伝えました。
参加者たちは、各訪問先・行事で撮影した様々な写真を紹介しながら、日本で感じたこと、学んだことを発表しました。さらに、そのような知見をそれぞれの団体やコミュニティーで発信していくとの計画が示されました。
(注) JENESYSプログラムは、日本とアジア大洋州の各国・地域との間で、将来を担う若い人材を招へいし、政治、経済、社会、文化、歴史、外交政策等に関する対日理解の促進を通じて相互の理解を深めることを目的とした交流事業です。
長崎原爆資料館及び平和公園訪問
抹茶工場見学(長崎県東彼杵町)
東京国立博物館見学