広報文化大使館ニュース |
平成30年2月23日掲載 日本インドネシア国交樹立60周年事業「デジタルアーカイブによる文化財保存セミナー」の開催
2月21日、当館は、文化財に関する最先端イメージング技術の研究開発に取り組み、日本国内外で文化財のデジタルアーカイブプロジェクトを実施している井手亜里・京都大学教授をお招きし、インドネシア教育文化省との共催で、日本インドネシア国交樹立60周年事業「デジタルアーカイブによる文化財保存セミナー」を開催しました。インドネシア各地で文化財や歴史的資料保全に関わる資料館・博物館職員等の関係者が参加し、活発な意見交換が行われました。
冒頭、インドネシア教育文化省のヒルマール文化総局長から、インドネシアは文化促進を重視しており、日本ともこの分野で協力していきたい旨述べました。 その後、井手教授は、日本及び世界各地で実施している文化財デジタルアーカイブプロジェクトについて紹介しつつ、文化財は現地の関係者が保護していかなければならないことを強調しました。その後、インドネシアの文化財を使用したスキャニングのデモンストレーションを行いました。 最後に、中村公使から、日本・インドネシア国交樹立60周年の機会に、同じアジアにあり豊かな文化を持つ両国は、文化面での協力も促進させていただきたい旨述べました。
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