1.日本・インドネシア友好60周年である本年は、外務省は日本とインドネシアの友好親善関係の増進に貢献された功績をたたえ、16個人及び4団体に外務大臣表彰を贈呈することを決定しました。
2.受賞者には、表彰状が贈られます。
3.多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍され、我が国と諸外国との友好関係の増進に多大な貢献をされていますが、その中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることがこの表彰の目的です。
マリア・ラトゥランギ・マカハウベ | 戦中に処刑された旧日本軍人の慰霊碑建立場所として自宅の前庭を提供し、1987年から現在までの約30年間、同慰霊碑の管理、慰霊団の受け入れに努めている。 |
クララ・ユウォノ CSIS副所長 | 長年にわたりCSIS国際部長及び副所長を歴任し、日本とインドネシアの知的・学術交流を通して両国の相互理解及び友好親善の促進に貢献。 |
シギット・ウィドド 「俺の夢」プロジェクト代表 | インドネシアの児童、生徒が夢を持てるようにするための活動母体である「俺の夢」プロジェクトを立ち上げ、ジャカルタ首都圏の産業廃棄物が集まる処理場付近に住む子どもたちへの日本語教育プログラム等を実施、両国の相互理解の促進に貢献。 |
ジョシ・ハリム 東ジャワジャパンクラブ常任副理事長 | スラバヤ日本人学校新校舎の設計・工事建設監修を4年間に亘り担当。それ以降、東ジャワジャパンクラブを長年務め、同日本人会の許認可関係や法務・税務等でその運営に貢献し、もって日本人社会の発展に寄与。 |
ジョジョック・スパルジョ スラバヤ国立大学副学長/教授(日本語学、日本文学) | 東ジャワ州における日本語研究者の草分け的存在であり、日本語教育の普及・発展に寄与。 |
ヌルディン・アブドゥラ バンタエン県県知事事 | 南スラウェシ州インドネシア元日本留学生協会会長として日本・インドネシアの友好親善及び経済協力関係の増進に尽力。 |
バンバン・テジョ・バスコロ 副大統領府元儀典職員 | 副大統領府儀典担当官当時、日本からの賓客の受入れ等にあたり、両国間のハイレベル交流の円滑な実施に多大な貢献を行い、もって両国政府間の友好親善に寄与。 |
ムザイリン・アファン シャ・クアラ大学国際事務局理事 | 2004年のスマトラ島沖地震・津波災害の被災状況や復旧・復興について研究。日本政府・JICA等がアチェで実施する多くのプログラムのコーディネータを努める等、防災分野での両国間の協力に貢献。 |
安齋 俊哉 ジャカルタ・ジャパン・クラブ柔道部師範 | インドネシア警察への柔道指導のため初代の青年海外協力隊員として派遣されて以降、継続して当地における柔道の普及、強化に貢献。 |
伊奈 勝利 ジャカルタ顧問会会長 | ジャカルタ顧問会会長として、インドネシアとの相互理解、友好親善に貢献。インドネシア国家科学院に対するODAプロジェクトに従事。その後も、鉱山エネルギー省コンサルタントとして同省の国際的人材の育成に尽力。 |
故ウトロ とみ子 東ジャワジャパンクラブ初代事務局員 | 東ジャワジャパンクラブの初代事務局選任職員として、1983年から1996年までの長きにわたり、日本人会業務の中核を担い、当地在留邦人の生活の支援に貢献。(2018年3月逝去) |
さち子 シャムスディン アングン・バリ文化センター創立者 | 40余年に亘り、インドネシア人に対する日本語教育の普及、在留邦人の子弟に対する一般教養、日本語及びインドネシア語教育に力を注ぐ等、日本人コミュニティの発展及び地域社会の対日理解に貢献。 |
サリ 須戸 財団法人バリ日本友好協会理事 | 40余年に亘り、バリ日本友好協会の理事としてバリ日本語補習授業校の運営管理に従事。また、バリの伝統文化を内外に広く紹介するかたわら、バリ日本人会を通じて日本人コミュニティの発展に寄与。 |
故スマルヨノ ササンティ チエコ(千枝子) 元ジャカルタ日本人学校事務局長補佐 | 20年以上に亘り、邦人子女の教育環境、安全・治安面での活動、日本・インドネシア二国間の子女国際交流を通した相互理解・友好親善の促進、インドネシア政府との折衝・交渉等の学校運営・経営へ貢献。(2018年3月逝去) |
長崎 節夫 北スラウェシ州日本人会員 | 北スラウェシ州で戦前及び戦中に活動していた日本人関係者の荒れ果てた墓地・慰霊碑をマナド・ビトゥン地区に移転・整備し、その後長年に亘って管理に努めた。 |
平川 征二郎 バンドン日本人学校運営委員長 | バンドンジャパンクラブ会長、バンドン日本人学校運営委員長、PTA会長等を務め、強いリーダーシップを発揮し、現地の日本人社会及び日本人学校の安定と発展に貢献。 |
KAJI(インドネシア日本同好会) | 若手の元日本留学生を中心に、その門戸を日本ファンにも広げ、幅広いネットワークを構築。ソーシャルメディア等を活用し、機動力の高い組織であり多方面にわたるセミナーや独自の日本祭りを実施する等日本文化発信に貢献。 |
パダン・パンジャン・ディニヤ女子学院 | 2005年にイスラム寄宿塾教師招へい事業で訪日後、日本社会の技術・文化・慣習などに感銘を受け、その後独自の訪日研修ツアーを毎年開催。両国間の相互理解及び友好親善の促進に貢献。 |
福祉友の会メダン支部 | メダン及び近郊在住の日系人2世、3世及び4世の福祉向上、「メダン日本人墓地」の維持・管理及び慰霊祭の実施等、両国の友好関係増進に貢献。 |
プルサダ・アチェ支部 | アチェの知日派層を形成、日本とインドネシアの友好関係増進に寄与。 |