平成30年10月3日
「バンカ・ブリトゥン州ブリトゥン島における漁民支援計画」引渡し式の実施について -平成29年度草の根・人間の安全保障無償資金協力-
10月2日、バンカ・ブリトゥン州ブリトゥン島シジュク郡において、日本国政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力の支援によって小規模漁民の安定した生活を目的として電気式魚類用乾燥機設置の引渡し式が行われました。この引渡し式には、日本側から吉田一穂在インドネシア日本国大使館二等書記官、インドネシア側からサハニ・サレブリトゥン県知事、マシュクール内務省外国人・外国団体管理局長及びスルヤンダル・ブリトゥン若者しごとコミュニティ代表等が出席しました。
本件は、平成30年3月に日本国政府とブリトゥン若者しごとコミュニティの間で署名が行われ、日本国政府より同団体に対して717,000,000ルピアを供与した草の根・人間の安全保障無償資金協力「バンカ・ブリトゥン州ブリトゥン島における漁民支援計画」により実施されたものです。
バンカ・ブリトゥン州ブリトゥン島では、漁獲量の5割を加工品として市場に出していますが、気候の影響を大きく受ける魚の加工品生産は不安定で小規模漁民の生活は困窮を極めていました。今回のプロジェクトでは、電気式魚類用乾燥機10機(大型5機、小型5機)をシジュク郡6村に設置することで、小規模漁民の生活向上を図ったものです。
この協力によって、小規模漁民の所得が向上するとともに、シジュク郡ひいてはブリトゥン島において、さらなる漁業及び関連産業の発展が期待されます。
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