広報文化プレスリリース |
令和3年8月20日 令和3年度外務大臣表彰(インドネシア)
1.8月20日、日本国外務省は令和3年度外務大臣表彰受賞者を発表しました。
2.当館推薦の3の個人が、その功績により外務大臣表彰を受賞されました。受賞者には、表彰状が贈られます。 ・折下 定夫 株式会社オリエンタルコンサルタンツグローバル総合開発事業部・港湾部参事 折下定夫氏は、1978年から2012年まで、インドネシアにおける我が国の代表的なODA事業の一つであるジャカルタ漁港の設計・施工、計画策定及び改修に継続して従事し、インドネシアの水産業発展及び日・インドネシア間の経済・技術協力の推進に貢献されました。また、漁港訪問者の案内や講演活動、長年の漁港整備の経験に関する執筆活動等を通じ、ODA 事業の理解促進に尽力されました。さらにODA事業終了後も、ボランティアで漁港への助言や現地日本人学校の漁港見学支援等の活動を継続し、日・インドネシア間の友好親善に貢献されています。 ・リザル・スクマ CSIS上級リサーチ・フェロー(元駐英インドネシア大使) リザル・スクマ氏は、2009年から2015年にかけて、インドネシアにおいて国際関係分野で最有力なシンクタンクである戦略国際問題研究所(CSIS)の所長を務めるとともに、2014年の第1期ジョコ政権成立時の大統領外交アドバイザーを務めました。我が国とは、地域の安全保障を巡る課題について積極的に意見交換を行い、我が国の立場を大統領に直接インプットするなど、日インドネシア関係の構築に貢献されました。 ・イェニー・ザヌバ・ワヒッド ワヒッド・ファンデーション代表 イェニー・ワヒッド氏は、2004年、ワヒッド・ファンデーションが穏健思想に基づきイスラム社会で民主主義、文化多元主義、寛容性を促進する目的で設立されて以降、同代表を務めてきました。特に2015年頃から、国際交流基金の招へいを含む複数回の訪日や、我が国が2017年から資金拠出を行っているUN Womenの暴力的過激主義対策への協力を通じて、日・インドネシア間の相互理解と国連プロジェクトを通じた我が国の国際協力の取組に貢献し、もって両国の友好促進に貢献されてきました。 3.外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人および団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。 |