広報文化プレスリリース |
令和4年7月19日 酒井冨久子(インドネシア名:フォニー・スダルマジ)氏に対する在外公館長表彰式
7月15日、令和4年度在外公館長表彰の受賞者である酒井冨久子(インドネシア名:フォニー・スダルマジ)氏に対する表彰式が日本大使公邸において行われ、酒井氏のご家族や関係者とともに受賞をお祝いしました。
祝辞の中で金杉大使は、酒井氏は、1945年10月のスマラン事件で犠牲となられた邦人の遺族や関係者による慰霊碑建立の計画段階から相談に乗られ、碑の建立事業を実際に進める重責を担われた。碑の建立後、既に四半世紀近くの長い月日が経過する中で、この大切な碑が維持されてきたことは、酒井氏のおかげであり、日本人としての深甚なる感謝の意を表しますと述べました。 酒井氏からは、スマラン事件鎮魂の碑の建立からこれまでの長い月日では、スマラン市当局から、当初の建立場所から別の場所へ移動を命じられるなど多くの苦労があったが、このような立派な表彰をいただけると思わなかったと受賞の喜びを述べられました。 【参考】酒井冨久子氏の功績概要 1976年より中部ジャワ州スマランに在住。23年にわたり日本食レストランを経営するかたわら、スマラン事件の関係者・遺族による慰霊碑建立を支援した。1998年の建立後も、20年以上にわたり、碑の維持管理活動に尽力されました。 |