広報文化プレスリリース |
令和4年11月3日 令和4年秋の叙勲
令和4年11月3日、日本政府は、令和4年秋の叙勲に際し、日本とインドネシアの関係増進に寄与した功績を称え、以下の4名に対して、勲章を授与することを発表しました。
1. アクバル・タンジュン氏(旭日大綬章) (主要経歴) 元国会議長 (功績概要) 日本・インドネシア間の関係強化及び友好親善に寄与 (対日功績) 同人は、国会議員や閣僚を歴任し、平成11年から16年まで国会議長を務めるなど、政治の中枢を歩み、日本の要人との積極的な交流を通じて、両国間のハイレベルでの政治交流を促進し、特に、アジア通貨危機後の両国間の協力の円滑化や相互理解の増進に大きく貢献した。また、青年交流事業の実施及び促進を通じた青年交流の発展や、インドネシアに対する柔道具の供与を通じたスポーツ交流の促進に貢献した。 2. シャリフディン・ハサン氏(旭日重光章) (主要経歴) 元協同組合・中小企業大臣 (功績概要) 政治経済分野における日本・インドネシア間の関係強化に寄与 (対日功績) 同人は、平成21年から平成26年に協同組合・中小企業担当大臣として、また、平成27年からはインドネシア日本国会議員連盟のメンバーとして、我が国との友好関係を重視し、二国間関係の強化に貢献した。 また、協同組合・中小企業大臣を務めた際には、自身の日本での経験を踏まえ、インドネシア人の日本での円滑な研修実施に尽力し、両国間の経済関係の強化に貢献した。 3. イグナシウス・ジョナン 氏(旭日重光章) (主要経歴) 元エネルギー・鉱物資源大臣、元運輸大臣 (功績概要) エネルギー・鉱物資源及び運輸分野における日本・インドネシア間の関係強化に寄与 (対日功績) 同人は、平成21年にインドネシア国鉄(KAI)社長に就任し、日本からの中古車両の輸入の拡大に尽力した。また、運輸大臣時代には、日本を新港開発のパートナーとしてパティンバンを新港候補地に設定し、日インドネシア共同運営とする基本方針を固めた。エネルギー・鉱物資源大臣としては、日本側とマセラ鉱区開発計画改定に関する協議を緊密に行い、事業の成功を導いた。 4. ジョシ・カルヤディ・ハリム氏(旭日単光章) (主要経歴) 東ジャワ・ジャパンクラブ常任副理事長、スラバヤ日本人学校維持会常任副理事長 (功績概要) インドネシアにおける日系社会の福祉向上及び日本・インドネシア間の友好親善に寄与 (対日功績) 東ジャワ・ジャパンクラブでは駐在員が輪番で役員を務め運営されるなか、同人は長年に亘り常任副理事長を務め、常任理事長を支えるとともに、現地法令に則したクラブ運営に貢献した。また、同人は、平成7年からスラバヤ日本人学校維持会常任副理事長を務め、日本留学の経験をもとに、当局の学校活動への理解増進や当局と意思疎通の醸成に貢献した。 |