広報文化プレスリリース |
令和5年11月3日 令和5年秋の叙勲
令和5年11月3日、日本政府は、令和5年秋の叙勲に際し、日本とインドネシアの関係増進に寄与した功績を称え、以下の3名に対して、勲章を授与することを発表しました。
1. ヌル・ハッサン・ウィラユダ 氏(旭日大綬章) (主要経歴)元 外務大臣 (功績概要)日本・インドネシア間の関係強化及び友好親善に寄与 (対日功績)同人は、平成13年発足のメガワティ政権及び平成16年発足の第一次ユドヨノ政権において外務大臣を務め、様々な分野で日インドネシア両国関係の強化に尽力した。とりわけ、重要な要人往来においてインドネシア側の外交当局トップとして両国要人往来成功に導き、両国の友好関係促進に大きく貢献した。また、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に引き上げるために尽力し、その実現に貢献した。 2. モハマド・バスキ・ハディムルヨノ 氏(旭日重光章) (主要経歴)現 公共事業・国民住宅大臣 (対日功績)インフラ分野における日本・インドネシア間の関係強化に寄与 (対日功績)同人は公共事業・国民住宅省水資源総局長や空間計画総局長を歴任し、平成26年より公共事業・国民住宅大臣を務め、道路や河川などの基礎インフラ整備に係る二国間の経済協力案件の推進に貢献。メラピ山(ジョグジャカルタ特別州)における火山砂防事業で得られた知見は、我が国においても桜島及び雲仙普賢岳における火山砂防事業に多くフィードバックされるなど、インドネシアに対する日本の技術協力は、インドネシアだけでなく我が国の火山防災の発展にも大きく貢献を果たしている。 3. ジョジョック・スパルジョ 氏(旭日中綬章) (主要経歴)現 スラバヤ国立大学教授 (功績概要)日本・インドネシア間の学術交流及び相互理解の促進に寄与 (対日功績)同人は、昭和58年より、スラバヤ国立大学の日本語教員、日本語学科長、計画・協力担当副学長を務め、同大学において多くの日本語教員の輩出に貢献した。また、日本語言語学教授として後進の日本語研究者の育成に尽力し、インドネシアにおける日本語研究の促進に貢献した。さらに、平成17年設立の国際文化交流センターでは、幅広い層への日本語講座を提供し、平成30年からはインドネシア日本語教育学会会長として、日本語教育関係者のネットワーク向上に努めるなど、インドネシアにおける日本語教育の普及促進に多大な貢献を果たした。 |