令和6年度日本NGO連携無償資金協力署名式の実施
令和6年5月7日
本日、外務省に対して申請された日本NGO連携無償資金協力候補案件の中から、審査を経てインドネシアで実施することが決定された案件について、正木靖駐インドネシア日本国大使と被供与団体代表との間で贈与契約が署名されました。
本日署名された案件に関する情報は以下のとおりです。
案件名:
インドネシア共和国中部ジャワ州ヌサカンバンガン島におけるリハビリテーション・社会復帰支援強化事業
申請団体名:
特定非営利活動法人アクセプト・インターナショナル
事業地:
中部ジャワ州ヌサカンバンガン島
インドネシアでは、テロリスト受刑者がリハビリテーション・社会復帰支援が不十分であることにより、地域社会内に戻ることができず、釈放後に再びテロに加担するという問題があります。そこで、本プロジェクトにより、ヌサカンバンガン島内のテロリスト受刑者を収容する刑務所及びヌサカンバンガン保護観察所において、受刑者を対象とした適切なリハビリテーション支援の強化や元テロリスト受刑者の社会復帰の体制を整備することにより、服役後のテロリスト受刑者の円滑な社会復帰を促進し、インドネシアにおけるテロの脅威の逓減させることを目指します。
日本NGO連携無償資金協力とは、日本の国際協力NGOがインドネシアを含む海外で実施する経済社会開発事業を支援するスキームです。順調な経済成長を遂げているインドネシアですが、今後も中長期的に同国の安定が確保されるためには、国内の所得格差や、地域格差の是正、そして様々な脆弱性の克服が必要です。今般採択した案件が、インドネシアにおける諸課題の解決に資することが期待されます。
令和6年日本NGO連携無償資金協力 契約案件
No. | 案件名 | 申請団体名 | 事業地 | 契約額 | 概要 |
1. | インドネシア共和国中部ジャワ州ヌサカンバンガン島におけるリハビリテーション・社会復帰支援強化事業 | 特定非営利活動法人 アクセプト・インターナショナル |
中部ジャワ州 ヌサカンバンガン島 |
IDR 4,768,267,498 | インドネシアでは、テロリスト受刑者がリハビリテーション・社会復帰支援が不十分であることにより、地域社会内に戻ることができず、釈放後に再びテロに加担するという問題がある。 そこで、本プロジェクトにより、ヌサカンバンガン島内のテロリスト受刑者を収容する刑務所及びヌサカンバンガン保護観察所において、受刑者を対象としたケアカウンセリングの実施等適切なリハビリテーション支援の強化や、元テロリスト受刑者の社会復帰支援の体制を整備することにより、服役後のテロリスト受刑者の円滑な社会復帰を促進し、テロの脅威の逓減を目指す。 |