【今月のポイント】 |
● | 今月行われた北スマトラ州知事選および西ジャワ州知事選で、いずれもPKS他が擁立する候補が当選。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | 1日、国会本会議において地方首長選における個人立候補を認める法改正が可決された。 |
◎ | オランダのウィルダーズ下院議員によるイスラム教を批判する短編映画「フィトナ」の上映を巡って、イ政府は同議員のインドネシア入国を禁ずる措置を決定。 |
◎ | 3日、国会本会議にて情報公開法が可決された。 |
◎ | 総選挙委員会は5日、09年総選挙の日程を4月5日とし、本年5月12日まで総選挙参加政党登録を受け付ける旨発表した。 |
◎ | 5日、アクバル・タンジュン元ゴルカル党総裁が09年大統領選立候補の意向を表明。 |
◎ | 東ティモールにおける人権侵害に問われていた当事の民兵組織指導者エウリコ・グテレス氏が最高裁の再審において無罪判決を受けたことが4日明らかになった。 |
◎ | 9日、開発連合党のアル・アミン・ナスティオン国会議員がバンテン州官房長とともに、森林開発を巡る贈収賄の疑いで汚職撲滅委員会により現行犯逮捕された。 |
◎ | 10日、中銀資金流用の疑いで、ブルハヌディン中銀総裁が汚職撲滅委員会により逮捕された。 |
◎ | イスラム批判映画「フィトナ」を巡ってインターネット・サイトYouTubuへの国内からの接続を政府が遮断したことにつき、11日、ヌー情報大臣が謝罪表明を行い、接続を再開。 |
◎ | 13日に行われた西ジャワ州知事選で、PKS及びPANが擁立したヘルヤワン候補が州知事に当選。副知事はデデ・ユスフ氏。 |
◎ | 15日、ファミ・イドリス工業大臣が、労働大臣時代の研修事業費用汚職の疑いで汚職撲滅委員会から事情聴取を受けた。 |
◎ | 16日、西パプア州をその対象として規定すべくパプア特別自治法を修正する緊急政令に大統領が署名。 |
◎ | 16日に行われた北スマトラ州知事選で、PKS他が擁立したシャムスル=ガトット組が当選。 |
◎ | 17日、政府の住民信仰監視調整庁は、アフマディヤ教団の教義がイスラム本来の教えから逸脱しているとする勧告を発表。 |
2.経 済 |
◎ | 7日、次期中銀総裁として大統領が推薦したブディオノ経済調整相を国会第11委員会が承認。 |
◎ | 10日、製鉄最大手アルセロール・ミタル社がアネカ・タンバン社およびクラカタウ・スチール社と組んで鉱山開発で30億ドル規模の投資を計画していることを発表。 |
3.外交・防衛 |
◎ | 4日、米国ヒル国務次官補がジャカルタでユドヨノ大統領、ハッサン外相らと会談。 |
◎ | 8日、ユドヨノ大統領が14人の新大使を任命。ハミッド・アワルディン前法相が駐ロシア大使、アンディ・ガリブ元検事総長が駐インド大使、ダイ・バクティアル前国警長官が駐マレーシア大使に。 |
◎ | 11日、インドネシア訪問中のキーティング米太平洋軍司令官がユドヨノ大統領と会談。 |
◎ | 22日、ジャカルタ訪問中のボルキア・ブルネイ国王がユドヨノ大統領と会談。 |
◎ | 28日、首相就任後初めて東ティモールのグスマン首相がインドネシア訪問。29日にユドヨノ大統領と会談。 |
4.治安 |
◎ | 21日、南ジャカルタ地裁はJI幹部のアブ・ドゥジャナ及びザルカシに対してテロ事件への関与につき禁固15年の判決を下した。 |
5.その他 |
◎ | 22日、北京オリンピックの聖火がジャカルタを通過。厳重な警備の下、スナヤン競技場の外周を聖火隊が聖火リレーを行った。 |
◎ | 28日までウランバートルで行われた高校生物理オリンピックで、インドネシアが3つの金メダルを獲得し総合で中国に次ぐ2位に。 |
6.日インドネシア関係 |
◎ | 18日、日本の衆院本会議で日イ経済連携協定承認案に可決。参議院に送付された。 |