【今月のポイント】 |
● | 6日、アブ・バカール・バシールがインドネシア・ムジャヒディン協議会を脱退。 |
● | 15日、ユドヨノ大統領が国政演説及び予算教書演説を実施。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | 6日、JIの精神的指導者とされるアブ・バカル・バシールが、組織内における方針の相違を理由に自身が議長を務めるインドネシア・ムジャヒディン協議会(MMI)を脱会すると発表。 |
◎ | 9日、パプア州ワメナで行われていた世界先住民の日記念式典で、パプア独立旗の掲揚を巡り警察当局と住民が抗争。住民1人が死亡。 |
◎ | 15日、ユドヨノ大統領が国会にて国政演説・及び予算教書演説。マクロ経済指標は、経済成長率6.2%、インフレ率6.5%、金利(3ヶ月)8.5%など。 |
◎ | 19日、ジムリ・アシシディキの後任の憲法裁判所長官として、ワヒッド政権で国防大臣を務めたモハマド・マフド氏が選出された。任期は2008〜11年。 |
◎ | 21日、人権活動家ムニール氏殺害事件への関与を巡り、BINのムフディ元第5局長に対する公判が南ジャカルタ地裁で開始。 |
◎ | 22日、新しい憲法裁長官モハマド・マフド氏が、シャリア法を内容とする地方条例の制定は違憲であるとの考えを表明。 |
◎ | 25日、ゴルカル党がジャカルタで顧問会議全国大会を開催。カッラ総裁、スルヤ・パロ氏らの他、招待を受けて、闘争民主党からタウフィック・キマス氏等も出席。 |
◎ | 26日、国会規律委員会は秘書へのセクハラ容疑が浮上しているマックス・ムイン闘争民主党国会議員の議員資格剥奪を勧告。 |
◎ | 東ジャワ州警察は27日、07年に起きた殺人事件の容疑者として逮捕し拘置している2人につき、冤罪の可能性がある旨発表した。 |
2.外交・防衛 |
◎ | 12日、当地訪問中の豪州スミス外相がハッサン外相と会談。 |
3.経 済 |
◎ | 1日の中央統計局の発表によれば、7月の消費者物価指数は、前年同月比11.9%上昇となり、3カ月連続で2けたの上昇を記録した。 |
◎ | 中央銀行は5日、政策金利(BIレート)を前月から25ベーシスポイント引き上げ9%に改定した。利上げは5月以来4カ月連続。 |
4.日インドネシア関係 |
◎ | 27〜29日、ハッサン外相が外務省賓客として日本を訪問。 |
◎ | ウィスバー・ルイス元駐日大使に対し25日、またズハール元科学技術担当相に対し28日、08年春の叙勲勲章授与式が行われた。 |
5.その他 |
◎ | 最高検察庁は6日、スハルト政権時代に発禁とされていたヒトラーの「我が闘争」及びマルクスの「資本論」について、現在国内で同書の出版は一切制限されていない旨明らかにした。これらはそれぞれ07年及び05年に当地にてインドネシア語翻訳版が出版されたが、発禁措置が継続されているのか否か議論となっていた。 |
◎ | 13日、南ジャカルタ市の市長代理が、8月17日の独立記念日にインドネシア国旗を掲揚しなかった家庭、事業所、店舗などの責任者を処罰する旨発言。何が法的根拠なのかは明らかにされなかった。 |
◎ | 16日、北京オリンピックのバドミントン男子ダブルスで16日、インドネシアのキド=スティアワン組が金メダル獲得。 |
◎ | 独立記念日の17日、ユドヨノ大統領に初孫誕生。大統領長男アグスとアニサ・ポハンの間に生まれた女児。 |
◎ | 27日、ランプン沖、ウジュン・クロンの北西125キロを震源とするM6.6の地震発生。 |
◎ | マーサー・インドネシア社が発表した今年のインドネシア都市別物価水準ランキングによれば、インドネシア国内で最も物価が高い都市は東カリマンタン州のバリクパパンとなり、ジャカルタ市は2位となった。3位は同率でブカシ市とサマリンダ市、4位にボゴール市が入った。 |
◎ | 米国フォーブズ紙が発表した2008年の世界の最もパワフルな女性ランキングで、スリ・ムルヤニ経済担当調整相が23位にランクイン。1位はドイツのメルケル首相で、100位までに日本人のランク入りはなし。 |