【今月のポイント】 |
● | 30日、国会が反ポルノ法を可決。 |
● | 28日、ハメンクブウォノ10世が大統領になる意思を表明。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | 政府は、断食明け大祭にちなむ恩赦として、53,322人のムスリムの受刑者に対して減刑措置を与えた。テロ行為に絡む受刑者は対象とならなかった。 |
◎ | 7日、ジムリー・アシデキィ前憲法裁判所長官が憲法裁判所判事の職を辞任することが明らかになった。 |
◎ | 8日、ハメンクブウォノ10世のジョグジャカルタ特別州州知事としての任期を3年間延長する大統領令が発出された。 |
◎ | 14〜16日、インドネシア・ラヤ運動党(Gerindra)特別党大会開催。プラボウォ元戦略予備軍司令官が同党の最高諮問議会議長に任命された。 |
◎ | 20日、英国での「西パプアのための国際議員団(International Parliamentarians for West Papua)」結成を祝うデモに関与したとして、パプア州ジャヤプラにおいて活動家17人が逮捕された。 |
◎ | 28日、ジョグジャカルタ州知事のスルタン・ハメンクブウォノ10世が、自ら大統領候補となる意思を表明。 |
◎ | 28日、国会本会議において人種的民族的差別撤廃法が可決された。 |
◎ | 29日、南ジャカルタ汚職特別法廷は、03年の改正中銀法案審議を巡る贈賄事件に絡みブルハヌディン前中銀総裁に対して禁固5年を言い渡した。また、汚職撲滅委員会は同日、同贈賄事件を巡りユドヨノ大統領の親戚アウリア・ポハン元副総裁を容疑者に断定した。 |
◎ | 29日、国会が大統領選挙法を可決。議席の20%又は得票数の25%を獲得した政党又は政党連合が正副大統領候補を擁立できることとされた。 |
◎ | 30日、国会が反ポルノ法を可決。 |
2.外交・防衛 |
◎ | 1日、インドネシア訪問中の東ティモールのアルカティリ元首相が大統領宮殿で行われたオープン・ハウスに出席し、ユドヨノ大統領らと懇談。 |
◎ | 21日、インドネシア国会がASEAN憲章に批准。ASEAN10ヶ国中、インドネシアの批准が最後となった。 |
◎ | 24〜25日、ユドヨノ大統領が北京で行われるアジア欧州会合(ASEM)首脳会議に出席。 |
3.経 済 |
◎ | ディスカウントストアのマクロ・インドネシアは7日、オランダの株主が韓国のロッテ・グループに全株を売却することで合意した旨発表、店舗名を「ロッテマート」に改めるという。 |
◎ | 8日、インドネシア証券取引所は、総合株価指数(IHSG)が前日比10%以上下落したことを受け取引を停止した。 |
4.その他 |
◎ | 1日、断食明け大祭。 |
◎ | 2日、ユネスコはアチェ和平に貢献したとして、フィンランドのアーティサリ元大統領にフェリックス・ウフエ・ボワニ平和賞を授与。パリでの授与式にはユスフ・カッラ副大統領出席。 |
◎ | 10日、アーティサリ元フィンランド大統領がアチェ和平合意達成などにおける功績が評価され、ノーベル平和賞を受賞。 |
◎ | 11日、元アチェ指導者のハッサン・ティロ氏が約30年ぶりにスウェーデンからアチェへ一時帰国。 |
◎ | 英国THES紙が発表した08年の世界大学ランキングで、インドネシア大学が287位、バンドン工科大学が315位、ガジャマダ大学が316位となった。アジアのトップは東京大学の19位。京大が25位、香港大学が26位、シンガポール国立大学が30位にランクインした。 |
◎ | 18日、「アジア・ビーチ・ゲームズ」がバリ島で開幕。日本からも選手団がバリ島入り。 |
◎ | フランスの「国境なき記者団」が発表した2008年報道の自由度ランキングによれば、インドネシアは前年から11位下がり111位となった。東南アジアのトップは東ティモールの65位、シンガポールは144位、日本は29位。 |