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在インドネシア日本国大使館
在ジャカルタ日本国総領事館

Embassy of Japan in Indonesia/ Consulate General of Japan at Jakarta



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インドネシアでの主な出来事



マンスリー・レポート  インドネシア2008年12月


2008年12月31日
在インドネシア日本国大使館

     
【今月のポイント】
● 23日、候補者リストの順番に当選者を決めることを定めた選挙法に違憲判決
● 31日、ムニル氏殺害事件への関与が疑われていたムフディBIN元幹部に無罪判決。
1. 内政・社会情勢
◎ 17日、反汚職法廷にて元在シンガポール・インドネシア大使のモハマッド・スラメット・ヒダヤット氏が、大使館と大使公邸の改修費用の水増し請求などの疑いで禁固3年の判決を言い渡された。
◎ ジャカルタ州政府は、渋滞緩和裂くとして、来年1月5日からの施行を目指し、市内の小中学校の授業開始時間を30分早め、6時30分とする条例を発出する予定であることが明らかになった。渋滞緩和のための負担を子供たちに負わせるのはおかしいと、各界からは早くも反発の声があがっている。
◎ パプア州議会は、エイズ対策の一環として計画していた「性行為に積極的な」市民の体にマイクロチップを埋め込むことを規定する条例の制定を、各界からの反対を受けて延期することを明らかにした。
◎ 22日、在中国インドネシア大使館における査証申請費用の規定外徴収を巡り、クンタラ元駐中国大使が容疑者として最高検察庁で取り調べを受けた。
◎ 23日、憲法裁判所は議会選挙の当選結果確定方法に関し、各党が提出した候補者リストの順番に当選者を確定することを規定した総選挙法第214号の規定につき違憲判決を下した。
◎ 31日、南ジャカルタ地裁は、人権活動家ムニル氏殺害事件に絡み謀殺罪に問われていた国家情報庁元幹部ムフディ被告に対し無罪を言い渡した。
2.外交・防衛
◎4日、マレーシア・サラワクのインドネシアとの国境地帯で、4人のインドネシア人と1人のマレーシア人がマレーシア警察により射殺された。射殺された5人は武器を所持していたとされる。
◎15日、ASEAN憲章発効。
3.経 済
◎ フォーブス誌の発表によれば、2008年のインドネシア長者番付において1位となったのはガルーダ・マス・グループのスカント・タノト氏。昨年1位だったアブリザル・バクリー調整相は9位に転落。
◎15日から、プレミウム・ガソリンの値段がリッターあたり5,500ルピアから5,000ルピアに、軽油が5,500ルピアから4,800ルピアに引き下げられた。灯油は2,500ルピアで据え置き。
◎16日、国会本会議において、鉱物石炭法案が可決された。これによって、これまで契約ベースで行われてきた鉱山事業に政府許可が必要となる。
◎22日、当地訪問中の中国の李克強副首相出席の下開催されたインドネシア中国エネルギーフォーラムで、25億8,100万米ドル規模の覚書の調印がなされた。
4.日インドネシア関係
◎ 13〜14日にジョグジャカルタで開催されたASEAN人形芝居協会の大会に、日本、中国、インドからそれぞれオブザーバーが参加した。
5.その他
◎ 4日、戦前に貿易商として当地に渡り、1950年代からジョグジャカルタ近郊カリウランに暮らしていた田中幸年さんが老衰のため死亡。享年101才。本年1月の秋篠宮殿下ジョグジャカルタ訪問の際には殿下をホテルで出迎え、この9月には42年ぶりの日本一時帰国を果たしたところだった。
◎19日、ジャカルタのグランド・インドネシア内に国内最大級となるグラメディア書店が正式にオープン。ユドヨノ大統領がオープニングに出席した。
◎インドネシアの女性チェス棋士イレネ・カリスマ・スカンダルさん(16歳)が、インドネシアで初めてチェスのウーマン・グランド・マスター(WGM)のタイトルを獲得したことが17日明らかになった。
◎22日、ジャカルタのプラザスナヤンに、モスバーガー第1号店オープン。

(了)