【今月のポイント】 |
● | 8日、大統領選挙実施。決選投票を待たずユドヨノ大統領が再選を決めた。 |
● | 17日、ジャカルタの2つのホテルで爆弾テロ事件発生。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | ジャヤプラ地裁は3日、昨年12月にパプア独立を求めるデモを扇動したとして、「西パプアのための国際議員団(IPWP)」の議長であるブルタル・タブニ氏に対して禁固3年の判決を下した。 |
◎ | 6日、2日後に行われる大統領選挙に関し、有権者登録の不備の指摘を受けて憲法裁判所は、選挙当日は、条件付きで身分証明書を提示することによって投票を行うことを可能とする判断を下した。 |
◎ | 人権活動家ムニル氏殺害事件に絡む国家情報庁ムフディ元幹部に対する裁判で、最高裁が上告を棄却し、昨年12月の南ジャカルタ地裁による無罪判決が確定していたことが10日判明した。 |
◎ | 8日、大統領選挙実施。 |
◎ | 11日、米系のフリーポート社のあるパプア州ティミカで、フリーポート社に勤務する豪州人従業員が何者かによって射殺された。12日にはまた、同社のインドネシア人警備員1人が射殺された。更に13日には、同社敷地の付近で州警察の隊員1人が遺体で発見された。 |
◎ | 15日、ブカシ県議会は、ブカシ県をブカシ県と北ブカシ県に分割することを勧告することに合意した。 |
◎ | 17日、ジャカルタ市内クニガンのマリオットホテル及びリッツカールトンホテルで爆弾テロ事件発生。外国人6人を含む9人が死亡。 |
◎ | 25日、大統領選挙の公式結果が発表された。投票率は72.56%。ユドヨノ・ブディオノ組が60.8%の票を獲得して当選。メガワティ・プラボウォ組が26.79%、カッラ・ウィラント組が12.41%の票を獲得。 |
2.経 済 |
◎ | 6日、インドネシア国内3番目となる西パプアのタングLNG施設から、初の出荷が行われた。初の出荷先は韓国の鉄鋼会社ポスコ。 |
◎ | 中央銀行は9日、新たに2、000ルピア札を10日から発行する旨発表した。 |
3.日インドネシア関係 |
◎ | 6日、日本政府の草の根資金協力によるプルサダ北スマトラ支部に対する剣道防具の供与式が、メダンの北スマトラ大学で行われた。 |
4.その他 |
◎ | コモド島で、07年に住民を襲ったことから島内の他地域に移動させられたはずのコモド大トカゲが、最近になってまた人里近くに出没するようになり、住民の懸念が広がっている。東ヌサトゥンガラ地方には約2,500頭のコモドドラゴンがおり、うち約1,300頭がコモド島に生息していると言われる。 |
◎ | バンドンの口唇口蓋裂財団によれば、インドネシア国内で毎年6〜7,000件の口唇口蓋裂患者が見つかっているが、治療を受けているのはそのうち1,000〜1,500件に限られているという。 |
◎ | スカルノ・ハッタ空港で靴磨きをしていた8〜15歳までの子供10人が、賭博罪の疑いで逮捕された。1,000ルピア(約10円)をかけてコインゲームをしていたという。 |
◎ | スラバヤとマドゥーラ島を結ぶスラマドゥ大橋完成を経て、サヒッド・グループ、シャングリラ・グループなどがマドゥーラ島に三つ星級ホテルを建設することを検討中である由。 |
◎ | この3ヶ月間で、マカッサルにおける「ポイ捨て禁止条例」により、公共の場にゴミを捨てて罰金を科された市民が3人に上った。 |
◎ | 27日、クロンチョン作曲家のグサン氏が、補聴器会社のイベントに参加し、同氏が作詞作曲した「ブンガワン・ソロ」を自ら歌ってみせた。グサン氏は今年93歳。 |
◎ | 今年3月、シンガポールの南洋工科大学に留学していたインドネシア人学生が死亡した件を巡り、シンガポールの裁判所は29日、同人の死亡は自殺であるとの判断を下した。遺族側は、同人の死亡は大学側との利害関係を巡る他殺であると主張しており、新たな証拠をもって再審を要求する構えを見せている。 |