【今月のポイント】 |
● | 6日、詩人レンドラ氏死去。 |
● | ユドヨノ大統領が、3日に予算教書演説、14日に国政演説を実施。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | 3日、国会において国民協議会・国会・地方代表議会・州議会の地位に関する法律可決。国民協議会の指導部は5名の議員から成ることとされ、国会議長は最大議席を獲得した党から選ばれることとなった。 |
◎ | 3日、ユドヨノ大統領が予算教書演説を行い、2010年度予算案を発表。マクロ経済見通しは、経済成長率5.0%(09年度再補正時4.5%)、インフレ率5.0%(同6%)、金利(3ヶ月)6.5%(同7.5%)、為替レート1米ドル=10,000ルピアなど。 |
◎ | 5日、アチェ文化週間のオープニングに参加するためユドヨノ大統領が選挙後初めてアチェを訪問。6日にはアチェ新空港の完成式典に出席。 |
◎ | 警察当局は8日、中部ジャワ州トゥマングンにおいて、テロリストの隠れ家と見られる場所を急襲し、テロ容疑者1名を射殺。射殺された人物はヌルディン・トップ容疑者である旨報じられたが、DNA鑑定の結果、右人物は7月17日のホテル連続爆発事件への関与が疑われていたイブロヒムであることが判明。 |
◎ | 9日、バリ島にて第9回アジア太平洋エイズ国際会議開幕。 |
◎ | 13日に行われたゴルカル党の指導者会議において、次期党総裁を決める党全国大会を10月4〜7日にプカンバルで開催することを決定。 |
◎ | 14日、ユドヨノ大統領が国会にて国政演説。 |
◎ | 18日、スハルト元大統領の三男トミー氏が、10月に行われるゴルカル党全国大会において、党総裁選に立候補にする意向である旨明らかにした。 |
◎ | 17日の独立記念日に際する恩赦として、59,872人の受刑者が減刑措置を受けた。そのうち5,232人が自由の身となる。 |
2.経済 |
◎ | 6〜7日、ジャカルタにてアジア太平洋居住・都市開発閣僚会合開催。 |
3.外交・防衛 |
◎ | 東ティモール政府関係者によれば、来年スラバヤに東ティモール総領事館が開設される計画がある由。 |
◎ | テジョ海軍参謀長は10日、海軍が近く2隻の潜水艦を購入する予定がある旨明らかにした。韓国およびロシアが調達先となる見込み。 |
◎ | 11〜12日、ジャカルタでアジア議員会合開催。 |
◎ | 12日から20日まで、マナドにて「セイル・ブナケン(国際海洋博覧会)」開催。 |
◎ | マレーシアの観光促進キャンペーンにバリのペンデット・ダンスが利用されたことに関し、バリ州政府は25日、マレーシア政府に抗議を行うよう中央政府に対し申し入れを行った。 |
◎ | 30日、東ティモールの独立を決めた直接投票実施から10周年を祝う記念式典がディリで開催され、ハッサン外相が出席した。 |
4.日インドネシア関係 |
◎ | マナドで19日に行われた国際観艦式に、日本自衛隊より海上自衛隊の艦船3隻、乗組員約700名が参加した。 |
5.その他 |
◎ | 専門家が5日明らかにしたところによれば、ボロブドゥール寺院の内部の排水構造の欠陥等が問題となって同寺院に水がたまり、恒常的に回廊に水がしみ出ている状況が続いている。 |
◎ | 6日、詩人レンドラ氏死去。享年73歳。 |
◎ | 7日、ムルデカ宮殿において王族スルタン全国懇親会合開催。インドネシア全国から135人の「王様」と「スルタン」が出席。国内には現在に至るまで637の「王国」と「スルタン領」があるという。 |
◎ | 15日、宗教省幹部が明らかにしたところによれば、この5年間でインドネシア国内における離婚件数が40%増加しており、結婚したカップルの約1割が離婚しているという。 |
◎ | インドネシアの子どもの名前としてここ数年、ビンタンちゃん(星)やブミちゃん(大地)、アンカサちゃん(宇宙)など、自然に関するインドネシア語を使うことが流行しているという。識者によればこれはナショナリズム高揚の表れである由だが、日本でも同様の流行が見られる点が興味深い。 |