【今月のポイント】 |
● | 17日、テロ組織指導者ヌルディン・トップを警察部隊が射殺。 |
● | 30日、西スマトラ沖でM7.6の大震災が発生。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | 人権団体コントラスのウスマン・ハミッド・コーディネーターは1日、国会の失踪者に関する特別委員会との会合の後で、スハルト政権下における人権侵害事件を解明するため、人権特別法廷を設置することを大統領に求めていく旨明らかにした。 |
◎ | 2日午後、西ジャワ州のインド洋沖でM7の地震が発生。70人を超える死者が確認され、ジャカルタのオフィス街では一時パニックに。 |
◎ | 7日、人権活動家ムニール氏が機内で何者かに毒殺されてから5年が経過。未だに真相解明には至っておらず、人権団体は新政権による更なる取組を求めている。 |
◎ | ムニール氏殺害事件を巡り、無罪判決を受けたムフディ元国家情報庁第5局長に対する名誉毀損の疑いで、人権NGOコントラスのウスマン・ハミッド氏が国家警察により容疑者として断定された。 |
◎ | 14日、アチェ州議会は、姦通罪に対し石打ち刑による死刑を適用する法令を可決。 |
◎ | 16日夜半より、国家警察テロ特殊部隊が中部ジャワ州ソロにおいて、テロ関係者のアジトと見られる住居を急襲。17日、ヌルディン・トップを含め、テロ容疑者4名が射殺された。 |
◎ | ユドヨノ大統領がジョグジャカルタ州知事の世襲について見直すべきことを示唆する発言をしたことに対し、あくまでスルタン家による世襲を求めるいくつかの村々で、失望を表明する半旗が掲げられた。 |
◎ | 29日、国会本会議において汚職犯罪法廷設立に関する法律が可決された。 |
◎ | 30日夕、西スマトラ沖でM7.6の地震発生。10月1日朝にも、ベンクル近くでM7.0の地震が発生。 |
2.外交・防衛 |
◎ | マレーシアのアニファ・アマン外相がジャカルタを訪問し、18日ハッサン外相と会談を行った。 |
◎ | 24〜25日、ピッツバーグで行われたG20首脳会議にユドヨノ大統領が出席。 |
3.日インドネシア関係 |
◎ | 25日、G20会合出席のためピッツバーグを訪問していた鳩山総理とユドヨノ大統領が初の首脳会談実施。 |
4.その他 |
◎ | 先月31日に中国四川省の衛星発射センターから打ち上げられたインドネシアの通信衛星パラパDが予定の軌道に投入されず、打ち上げに失敗したことが判明。 |
◎ | 東ヌサトゥンガラ州政府は、餌となる食糧不足が原因で、同州コモド島に生息するコモド大トカゲのうち10頭をバリのサファリパークに移動させることを決定。 |
◎ | 5日、病に伏せっているワヒッド元大統領の回復を願い、スマランにてNU関係者および同地の華人系団体、儒教団体が集まり、合同で祈願集会を開催した。ワヒッド氏は大統領就任期間中に、中国文化を禁止してきたこれまでの法令を廃棄するなど、華人系インドネシア人との融和に努めた。 |
◎ | インドネシアの「バティック」がユネスコの無形文化遺産として正式に登録されることになった。インドネシアからはこれまでにもワヤン(影絵芝居)とクリス(短剣)が登録されている。
◎ 7日、スラバヤ市役所において職員が勤務時間中に「Facebook」にアクセスすることを禁ずるお触れが発出された。
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◎ | 9日、マカッサルでインドネシア版ディズニーランド「トランス・スタジオ・テーマ・パーク」がオープン。ユスフ・カッラ副大統領がオープニング式典に参加した。入場料は10万ルピア。 |
◎ | 11日、エイズ予防関係団体などが主催し、タンゲランで開催された男性同性愛者のためのコーラン読誦大会に、タンゲラン同性愛者協会の会員30人が出席した。 |
◎ | インドネシア人ボクサーでフェザー級世界チャンピオンのクリス・ジョンが19日、ラスベガスで行われた世界タイトルマッチで12度目の王座防衛に成功した。 |
◎ | 断食明けの大型連休を前に、ジャカルタ市内の犬猫用ホテルが満室に。相場は1泊3万〜10万ルピア(300〜1,000円)という。 |