【今月のポイント】 |
● | KPKのアンタサリ前委員長が殺害事件への関与により禁固18年の判決を受けた。 |
● | 09年の実質経済成長率は通年で4.5%を記録。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | スルヤ・パロー氏、ハメンクブウォノ10世らが中心となって、政治団体「National Democrat」を旗揚げ、1日ジャカルタのイストラ・スナヤンにて結成式を行った新しい内閣官房長官としてディポ・アラム氏、国防副大臣としてシャフリー・シャムスディン氏が就任。 |
◎ | 汚職撲滅委員会が1日明らかにしたところによれば、バクティアル・ハムシャ前社会大臣が、在任中の牛の輸入やミシン調達に絡む汚職の疑いで容疑者として認定された。 |
◎ | 6日、スラバヤで行われていたハヌラ党の党大会において、ウィラント党総裁が全会一致で再選された。任期は2015年まで。 |
◎ | 8日、センチュリー銀行への公的資金供与問題を調査している国会特別委員会は、各党会派による中間報告を発表した。 |
◎ | 8日、イフダル・カシム国家人権委員会委員長が現インドネシア赤十字代表のユスフ・カッラ前大統領を訪れ、パプアにおける社会問題解決に向けた意見交換を行った。 |
◎ | 10日、東ジャカルタ・ジャティヌガラの宝石市場で火災が発生。入居している商店の約6割500件が焼失した。07年以来、同市場の商人は州政府主導で建設した新市場への移転を促されていた。 |
◎ | 南ジャカルタ地方裁判所は11日、会社役員射殺事件の判決公判で、殺害を指示した罪に問われている汚職撲滅委員会(KPK)前委員長のアンタサリ被告に禁固18年(求刑死刑)を言い渡した。 |
◎ | 15日、パプア州プンチャック・ジャヤで警察機動隊の隊員1人が、銃器で武装した4人組の集団に襲撃されて死亡した。 |
◎ | 09年にバリ島バンリ県の不正疑惑につき報じた雑誌記者を殺害した罪により、15日デンパサール地裁は、ニョマン・ススラマ被告に対し終身刑の判決を下した。 |
◎ | インドネシア外務省で在外公館に勤務する職員が本国に帰国する際、旅行代理店と結託してチケット代金を水増し請求していた疑いが浮上し、マルティ外相は19日、真相究明に努める旨述べた。 |
◎ | 22日、リアウ諸島州イスメット・アブドゥラー州知事がバタム開発庁長官時代の消防車調達を巡る不正に関与した疑いで汚職撲滅委員会により逮捕された。 |
◎ | 23日、国家人権委員会(Komnas HAM)の委員長としてイフダル・カシム氏が再選された。 |
2.外交・防衛 |
◎ | ウガンダで現地時間31日、イスラム会議機構(OIC)は、同機構の議会連盟議長としてインドネシアのマルズキ・アリー国会議長を選出した。 |
◎ | 10日、ジャカルタ訪問中のウィラード米太平洋艦隊司令官がユドヨノ大統領を表敬訪問した。 |
3.経済 |
◎ | 10日の中央統計局の発表によれば、2009年の実質経済成長率は09年通年で4.5%を記録し、政府見通し4.3%を上回った。一人当たり名目GDPは、2590.1ドル。 |
4.日インドネシア関係 |
◎ | 4日、バリ島のウブドにてJICAの協力により、インドネシア版「交番」(BKPM)の開所式があった。 |
5.その他 |
◎ | 南スラウェシ州が同州域内にある12の島を投資家に売却する計画があることにつき、環境NGO「Walhi」がこれに強く反対する抗議文書を発出した。 |
◎ | 国家エイズ委員会によれば、2009年の国内HIV感染者のうち、注射針の使い回しが原因となったケースは前年に比して43%減少して688件となり、性行為が原因であるケースが49.7%を占めて最大の感染原因となった。 |
◎ | スマトラ島などに推定約200頭しか生息しないスマトラサイの「お見合い」が成功し、雌の妊娠が確認された。 |
◎ | 22日、コモド島のコモド国立公園で、ガイドをしていた男性がコモドオオトカゲに襲われ重傷を負った。同公園ではこれまでに19人がコモドオオトカゲに襲われ5人が死亡しているという。 |