【今月のポイント】 |
● | 8日、闘争民主党のメガワティ総裁が、次期総裁として再選された。 |
● | 30日、行政機関による国民への情報公開を定めた一般情報公開法施行。 |
1. 内政・社会情勢 |
◎ | 8日、ススノ・ドゥアジ前国家警察刑事局長が国会公聴会に出席。同人が暴露した元警察高官と財務省税務総局の癒着事件を巡り、国家警察前副長官や元外交官の名前を示唆して、彼らの汚職事件への関与を指摘した。 |
◎ | 5~9日まで、バリ島で闘争民主党(PDIP)の全国大会開催され、メガワティ党総裁が全会一致で総裁に再選された。幹事長にはチャハヨ・コモロ国会会派代表が就任。 |
◎ | 13日、パプア州プンチャックジャヤ県で、武装グループが住民に銃撃、会社従業員3人が死亡。 |
◎ | 14日、北ジャカルタのタンジュンプリオク港敷地内にある墓地の土地収用を巡り、墓地の撤去を強行しようとした州の警備隊とそれに反対する住民が衝突し、警備隊員3人が死亡。 |
◎ | 憲法裁判所は19日、宗教冒涜について定めた1965年の法律第1号に対する違憲立法審査につき、同法は合憲であるとの判断を下した。 |
◎ | 22日、バタム島の「ドライドック・ワールド・グラハ社」の造船所でインド人幹部の発言に従業員が反発、一部が暴徒化して20台の車に放火、関係者6人が負傷した。 |
◎ | 30日、一般情報公開法の施行が開始された。 |
2.外交・防衛 |
◎ | 8~9日、ハノイで行われたASEAN首脳会議にユドヨノ大統領出席。インドネシアは、本来議長国となる予定であったブルネイと交代して、来年ASEAN議長国を務めることを発表。 |
◎ | 12日、ワシントンで核セキュリティ・サミット開幕。ブディオノ副大統領が出席した。 |
◎ | 27日、インドネシア訪問中のフィンランドのバンハネン首相がユドヨノ大統領と会談。 |
3.経済 |
◎ | 1日から施行の改正付加価値税・奢侈税法に基づき、外国人旅行者向け付加価値税(VAT)還付制度がジャカルタ及びバリでスタート。 |
◎ | ヤマハは6日、インドネシアでのピアノ生産台数を今後3年間で7割増産し、インドネシア産のアップライトピアノを日本に初めて輸出する計画があることを明らかにした。 |
◎ | 14~17日、ジャカルタで17カ国が参加するアジア太平洋官民連携インフラ会議開催。 |
◎ | 26日、バリ島で世界地熱会議開催。85カ国から約2,000人が参加。 |
4.日インドネシア関係 |
◎ | 8日、山田滝雄在インドネシア大使館次席公使がASEAN担当大使に就任した。 |
◎ | 15日、ジャカルタ・ジャパン・クラブの新理事長に双日インドネシアの山崎紀雄社長を選出。 |
5.その他 |
◎ | 6日、旅行代理店HISが発表した今年のゴールデンウィーク旅行予約ランキングによれば、ビーチリゾート部門の3位にバリ島がランクされた。 |
◎ | 7日、アチェ州シムル島の沖合いでM7.7の地震が発生。 |
◎ | 7日からアゼルバイジャンで開催されていた欧州アジア調査プロジェクト・オリンピックで、インドネシア人高校生チーム2組がそれぞれ金メダル、銀メダルを獲得した。 |
◎ | 13日、西パプア州マノクワリに向かっていたムルパティ航空旅客機が同地空港で着陸失敗、滑走路をオーバーランして河川敷に突っ込み機体が三つに分断。少なくとも21人が負傷。 |
◎ | 20日、スンダ人ポップ歌手のデディ・クルニアさんが死去。49歳。 |
◎ | 22日、8歳になる自分の子供に虐待を加え、乳児を殺害した疑いでブカシの女が逮捕された。
警察関係者によれば、母親による乳幼児虐待事件は年を追うごとに増加しており、2009年は1,763件が発覚、今年はこの4ヶ月間だけですでに1,000件を超えているという。
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◎ | 24日、ジャカルタのタマンアングレック・モールのスターバックス付近で天井が落下、2人が負傷した。 |
◎ | 26日、ジャカルターバンドゥン間を39年間走り続けてきた列車パラヒャガン号が、26日をもって運転終了。高速道路の開通により利用客の数が激減していた。 |