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在インドネシア日本国大使館
Embassy of Japan in Indonesia



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在インドネシア日本国大使

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在インドネシア日本国大使


11月のハイライト(日系企業の皆さんと二人三脚、そして初めてのスマトラ島へ)


令和3年11月30日


 日本とインドネシアの双方で新型コロナウイルス感染症が落ち着きを見せる中で、両国間における往来を促進しようとする動きが強くなってきました。実際、留学生や研修生、そしてビジネスマンの方の往来も始まっていますが、当地では,日本側の制度の使い勝手が悪いとの声が大きいので、もう少し利便性のある制度にならないのか、本国政府にも意見しているところです。(他方,残念ながら,直近のオミクロン株感染の問題で状況はまた変化してきています。)

当地での外交活動も更に活発になり、様々な会合に招待される機会も増えました。また、先月に続き、メダンを含む北スマトラ州を訪問してきました。


1.今月の一枚




(インドネシア日本議員連盟のプティ・グントゥール会長(女性の方。スカルノ大統領のお孫さんです)と、そのご子息を公邸にお迎えしました。ご子息は近々、日本に留学されるとのことでした。)


2.北スマトラ州公式訪問

24日から27日にかけて北スマトラ州を公式訪問しました。円借款で建設に協力しているアサハン第3水力発電所では、山奥で巨大な発電所の建設に汗をかく日系企業の皆様の熱意に感銘を受けました。ルフット海洋・投資担当調整大臣の出身地であるトバ湖周辺を訪れ、同調整大臣が設立した工科大学や高校にも立ち寄りました。来年からトバ湖でトヨタがEVスマートモビリティの実証事業を予定しており、こういった日系企業の取り組みも各所で宣伝してきました。在留邦人の方々から現地での課題を伺い、エディ北スマトラ州知事にもお伝えしました。詳しくは、インスタやプレスリリースを御覧ください。状況が許せば、引き続き精力的に地方に行きたいと思っています。




3.日系企業との関わり

8日、日系企業が参加して大変効率的な運営が行われている、タンジュンプリオク港のコンテナーターミナルNPCT1(New Priok Container Termainal)を視察しました。昨年、ソフトオープンしたパティンバン港と併せて、インドネシアの物流事業を支えていくことが期待されます。

11日、インドネシア自動車製造者協会 (GAIKINDO)主催オートショー(GIIAS)の開会式に出席しました。日系メーカーの各ブースを訪問して、EVへの取組などについて説明していただきました。

23日、ムアラカン・ガス火力発電所を視察しました。ここは日系企業がその建設と運営に長く関わってきており、ジャカルタ首都圏に電力を供給している重要な発電所です。この6月から、高効率な最新鋭のガス・タービン・コンバインド・サイクルが運転を始めており、インドネシアによるカーボンニュートラルに向けた取組にも貢献し得るものです。エネルギー・トランジションの分野でも日系企業が更に活躍できるように、大使館としてもサポートしていきます。

それぞれの現場でご協力いただいた方々に改めて感謝申し上げます。


4.対外発信

4日、ジャカルタポストのタウフィックラフマン編集長他を公邸に招待して、日系企業関係者も交えて、インドネシアとの経済関係を中心に懇談しました。新聞への投稿(今月は一休みです)やメディアとのインタビューだけでなく、こうしたざっくばらんな意見交換も大切にしたいと思います。

10日、インドネシア銀行が主催する現地通貨決済に関するウェビナーに参加し、実体経済における日本とインドネシアの協力関係を更に強化するため、両国間で作られた日本円とインドネシア・ルピアの直接取引を更に促進する枠組みの更なる活用が必要であることを説明しました。

GAIKINDOのオートショーについては、既述のとおり、11日の開会式に出席したのですが、17日には、ジョコ大統領が現場を視察されるということで、アグス工業大臣及びプラモノ内閣官房長官とともにご一緒しました。事後のジョコ大統領及びアグス大臣によるメディアのぶら下がり取材に同席させてもらいました。私が発言する機会は特段ありませんでしたが、大統領自身の考えを間近で聞くことが出来る、良い機会となりました。

3日、令和3年秋叙勲にて、元「東南アジア青年の船」事業事後活動組織「セアップ・インターナショナル・インドネシア会長であり、現在、セアップ・インターナショナル・インドネシア評議員会会長である、リノ・ウィチャクソノ氏に対して、日・インドネシア間の青年交流の促進に尽力した貢献を踏まえ、旭日双光章を授与することが発表されました。

先月のハイライトでお知らせした在外公館長表彰の表彰式を順次行いました。特に、公邸の料理人補助として27年間活躍してくれたカファドさんをこの7月に新型コロナウイルス感染症で失ってしまったことは悲しくてなりません。心からのお悔やみと共に、これまでの貢献に改めて感謝します。

5.その他の外交活動

様々な活動が活発になってきたことから、インドネシア側から声がかかる会合には出来るだけ顔を出すとの考えで、外務省と法務人権省他が主催した「ビジネスと人権に関する地域会合」(18日)、商業省他が開催した2021年ジャカルタ・ムスリム・ファッションショー(18日)などに参加しました。

(了)




>>>その他の寄稿文・挨拶




略    歴

   
氏名金  杉      憲  治
かなすぎ      けんじ
生年月日昭和34年9月11日生
出身地東京都






昭和 58年4月外務省入省
平成 10年5月総合外交政策局総務課 首席事務官
       11年7月総合外交政策局総務課企画官
       13年8月大臣官房総務課企画官
兼大臣官房(事務次官室)
       14年2月総合外交政策局総務課企画官
         4月北米局北米第二課長
       15年9月大臣官房 外務大臣秘書官事務取扱
       16年9月北米局北米第二課長
       17年2月在アメリカ合衆国日本国大使館 参事官
       19年1月大臣官房
         2月大臣官房人事課長
       21年7月大臣官房総務課長
兼大臣官房(「外務省改革推進本部」事務局長)
       23年9月大臣官房参事官兼アジア大洋州局、アジア大洋州局南部アジア部
内閣総理大臣秘書官
       24年12月外務事務官 大臣官房
       25年1月大臣官房参事官兼アジア大洋州局、アジア大洋州局南部アジア部
         6月大臣官房審議官兼アジア大洋州局、アジア大洋州局南部アジア部
       26年7月在大韓民国日本国大使館 公使
       27年10月経済局長
       28年6月アジア大洋州局長
 令和 元年9月外務審議官(経済)
          2年7月大臣官房
          2年11月特命全権大使 インドネシア国駐箚