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在インドネシア日本国大使館
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EKB62その10;お待たせしました!


2017年11月13日



ロゴマーク決定!


    お待たせしました!前回のEKB62でも予告しましたが、遂に、来年2018年の日本インドネシア国交樹立60周年を記念するロゴマークが決まりました!

    ロゴマークについては、7月26日〜9月30日の約2ヵ月間にわたり、日本とインドネシアの両国の皆さんからアイディアを募り、469通にも及ぶ応募を頂きました。まずは、応募頂いた皆さん、本当にありがとうございました。全ての作品が、日本とインドネシアの友情の60周年を限られたスペースの中で表現しようという、創意工夫と熱意に満ちたものでした。



    その中から、専門家の方にも入って頂き、日本とインドネシア双方の関係者で構成する選考委員会の厳正な審査の結果トップに選ばれたのが、このロゴマークです。

    まず、60周年の「6」の字は、インドネシアの国旗「メラプティ」を表現しています。「0」の方は、日本の国旗「日の丸」です。そして、日の丸の中には、日本を象徴する桜と、インドネシアを象徴するワヤン(影絵芝居の人形)があしらわれています。

    でも、このロゴマークの一番優れたところは、以上のような説明をする必要が全く無いことです。私も選考委員を務めさせもらいましたが、一目見れば、60周年と日本とインドネシアが、自然に目に飛び込んでくる、素晴らしいデザインだと思いました。そして、このロゴマークは、日本側とインドネシア側の双方でトップに選ばれたのです。正に、日本とインドネシアが心を一つにして決めたロゴマークだと言えると思います。




大統領と首相の祝福を受けて


    ロゴマークを決めた最終選考委員会の会合は、10月19日に行われました。しかし、その発表のタイミングは、60周年記念実行委員会でも色々考えて、60周年の始まりを予告するにふさわしい機会を選ぼう、ということになりました。

    そして、結局、このロゴマークは、ASEAN関連首脳会談の機会に11月12日にマニラで行われた、ジョコウィ大統領と安倍総理との二国間会談でお披露目されたのです。ロゴマークを挟んで大統領と総理が立つ姿、なかなか良いと思いませんか?これは、正に、このロゴマーク、そして、来年の60周年記念行事が、両首脳の祝福を受けた決定的瞬間です。一方、それだけに、記念行事を成功させなければならないという責任とプレッシャーも、一層重いものになりました。関係者一同、気を引き締めて、努力しますので、皆さんのご協力を宜しくお願いします!

    ちなみに、ジョコウィ大統領就任から3年ちょっとになりますが、その間、安倍総理との本格的会談は、これで7回目になります。相互訪問も、4回を数えます。今回の会談では、二国間の数々の協力プロジェクトが順調に進んでいることを称賛すると共に、北朝鮮問題や海洋安全保障などの共通の課題についても議論されました。そして、明年の60周年開始前の最後となるであろう会談の機会をとらえて、明年にハイレベルの相互訪問を実現することの重要性についても確認されました。インドネシアに駐在する私たちとしては、明年の適切な時期にジョコウィ大統領を日本にお迎えできるように、これから、インドネシア側としっかりと調整していきたいと思います。


未来に向けて


    最後にもう一度ロゴマークの話。このロゴマークをデザインしたのは、インドネシアの東部ジャワ州の男子高校生のクリスナ・セトヤ・ウィラタマさん(17歳)です。2000年に生まれたクリスナさんが、日本インドネシア友好60周年のロゴマークをデザインしたというのは、非常に象徴的で、重要なことだと思います。

    なぜなら、来年は、60年の友好の歴史を振り返ることも重要ですが、それ以上に、これからの両国の関係をどのように進めていくのかという、未来の話をするための大事な機会だからです。そこでの主役は、やはり、クリスナさんのような次の世代を担う人たちであるべきだと思います。

    実は、ロゴマークの選定は、デザインした人の年齢、性別、国籍は分からない形で、デザインだけを見て行われました。皆のコンセンサスでこのロゴマークが選ばれた後にクリスナさんのことを知らされ、選考委員の全員が喜びの声を上げたのは、正に、そういう理由からです。

    ちなみに、私は、11月に入ってからちょっとして60歳の誕生日を迎えました。ということは、私は、日本とインドネシアの友好関係の歴史と殆んど同じだけ生きている、ということです。この60周年の機会にインドネシアに駐在しているということには、少し運命的なものを感じます。 一方、インドネシアは、2045年には独立100周年を迎えます。私がそれまで生きているかどうかは神のみぞ知るですが、クリスナさんの年齢の方々は、45歳となり、まさにインドネシアの将来を支える年代になります。その時、日本とインドネシアの友情が更に強まっていることを心から期待し、そのために、来年の60周年の機会を是非有効に使いたいと思います。