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2019年5月23日 大統領選挙の集計結果発表に伴うデモの実施(その4)
在インドネシア日本国大使館
1.21日の夜から22日早朝にかけて、ジャカルタ中心部のタナアバン地区周辺において、治安部隊とデモ隊との衝突が発生し、投石や車輌への放火が行われ、治安部隊は催涙ガス弾を使用する等して、これを鎮圧しました。報道によれば、この衝突で数名の死者と数百名の負傷者が出ています。 2.22日から本23日の早朝にかけては、中央ジャカルタの選挙監視庁(Bawaslu)事務所周辺(サリナ・デパート近く)および西ジャカルタのスリピ地区周辺(一部中央ジャカルタのタナアバン地区近くでも)の2カ所において、デモ隊と治安部隊との間で、散発的な衝突が発生しましたが、その他の地区への拡大はありませんでした。 3.上記スリピ地区については、本23日早朝時点で、デモ活動は収束し、交通状況も平常化しています。選挙監視庁周囲のワヒッド・ハシム通りでは、早朝までデモ隊が残留し、治安部隊とのにらみ合いが続いていましたが、午前中には収束しました。しかし、タムリン通りはじめ周辺道路の封鎖・交通規制も解かれておらず、MRTもドゥクアタスとブンダランHIの間は運行見合わせが続いています。 4.本23日午前中は、ジャカルタ市内では、新たな衝突はなく、表面的には落ち着きを取り戻しつつあるように見受けられますが、上述のように、治安当局による警戒体制は解かれていません。引き続きデモに関する情報に注意の上、安全確保に努めた行動をお願いします。
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