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在インドネシア日本国大使館
Embassy of Japan in Indonesia



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平成26年12月5日(大14第24号)

年末年始における一般犯罪に対する注意喚起



在インドネシア日本国大使館



      昨今,スリや強盗,ひったくりなどの一般犯罪の発生が報告されています。インドネシアに滞在されている邦人の皆様におかれましては,以下のような事例が発生していることを念頭に犯罪に巻き込まれないよう十分にご注意願います。

?T 一般犯罪
  1. 犯罪事例
  2. (1)類似のタクシー強盗事例の連続発生
        (ア)11月28日(金)午後11時頃、南ジャカルタのメガクニンガン付近で、女性1人が帰宅のため白いタクシーに乗ったところ,出発後すぐに後部座席が前に倒れ、後ろから知らない男1人が出てきた。男はナイフで女性を脅し、携帯電話2台を奪い,更に女性にアンバサダーモールのATMで100万ルピアを引き出させて奪った。
        (イ)12月1日(月)夜、南ジャカルタのSCBD付近で女性1名が帰宅のため白いタクシーに乗ったところ,出発後すぐに後部座席の右側が前に倒れ、後ろから知らない男1人が出てきた。女性が叫ぶと男は女性の首を絞め,さらにタクシー運転手は電話で仲間の男1人を呼び乗せ込んだ。乗り込んだ男は女性から携帯電話や金品を奪い,更にキャッシュカードを奪われ暗証番号を教えるように脅した。
    (2)置き引き,強盗,車上狙い,パンク強盗,ひったくり被害
        (ア)置き引き
    ショッピング・モールなどのレストランで食事中に足下に置いていたバッグが盗難。グランド・インドネシアやガンダリア・シティなどでも発生。
        (イ)強盗
    スディルマン通りなど比較的大通りの路上や歩道橋で発生。特にサリナデパート付近トサリ・バス停で頻発。
        (ウ)車上狙い被害
    車上狙いの発生。特に高速道路パーキングエリアで被害が多発。
        (エ)パンク強盗
      走行中の車がパンクしたため,停止し車外に出たところ,車内においてある鞄を盗難。ブカシやチカラン周辺で発生。
        (オ)ひったくり
      歩行中に通りすがりのバイクに後方から鞄をひったくられる被害が増えている。
    (3)強盗団による旅券等の盗難
    チレボン近郊にて邦人出張者が現地スタッフ数名と借上車にて移動中,拳銃らしきものを持ったバイク20台に囲まれ,多額の現金及び旅券,携帯電話などを奪われた。邦人被害者は抵抗しなかったため怪我はなかった。

  3. 犯罪事例への対策・注意事項 

  4. (1)タクシーを利用する際には信頼できるタクシー会社を利用する。警察によると,万が一被害に遭った場合、身の安全を第一に考え抵抗せず、タクシーの窓ガラスやドア、トランク等に書かれてある「Nomor Pintu」(アルファベット2文字、数字3〜4文字で書かれた識別番号)を覚えておくと犯人を捜査するのに有効とのこと。
    (2)外出する際,できるだけ貴重品は持ち歩かず、レストランなどで食事中もバッグからは目を離さず,できるだけ体から離さないようにする。
    (3)徒歩で外出する際,可能な限り歩道橋は使用しない。やむを得ず歩道橋を使用する際は,できる限り2人以上で行動し、また,歩道橋の反対側と自分の後ろから不審な者達が挟みうちにしようとしていないか警戒する。なお,被害に遭った場合は相手は武器を持っている可能性が非常に高いので抵抗しない
    (4)荷物(特に鞄)を車内に残したまま車から離れない。離れる場合でも運転手にできる限り車両から離れないよう伝える(離れる際は仲間の運転手に一声掛けさせるなど)。
    (5)徒歩で外出する際,歩道では鞄を車道の反対側に持ち,たすき掛けに出来る鞄はたすき掛けにするなどして鞄を体の前方に置く。
    (6)私有車での事故や修理の際,できる限り運転手に任せ,車内で待機し,車外に出る際は貴重品を体から離さないようにする。
    (7)商用などで多額の現金を携行する場合,必要不可欠なスタッフ以外の現地スタッフに対して現金を携行している事を話さない。(強盗団に伝わる可能性を防ぐ)
    (8)旅券を盗難,紛失された場合の手続き等の詳細は以下の大使館ホームページからご確認ください。
         http://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_01.html#  紛失
    ※当館で旅券等の発給を受けた後、ご本人がインドネシアの入国管理局において出国等の手続きを行う必要がありますが、その手続には数日を要することもあります。また、その手続きが終わらないと当国から出国できないため、フライト変更等が必要となることも有り得ますので、ご自身の旅券の管理にはご注意下さい。
?U 公務員による検査等
  1. 入管及び警察による調査,検問にかかる問題事例

  2. (1)入管職員による旅券及び身分証確認
    入管職員による日本人を含む外国人に対する滞在許可等の調査(主に旅券やKITASなどのID原本の提示を求められ,旅券の有効期限,滞在許可期限,登録住所,会社役職などについて不正などがないか調査しているとのこと。)が行われており,その際,旅券の没収や金員の要求などの事案が発生。
    (2)警官による検問等
    旅行者や出張者が空港へ向かうタクシー乗車中,警察の指示で停車させられ,KITASなどのID提示を求められ,旅券を提示しつつ短期滞在者なのでIDは所持してないと説明するが,IDの提示がなければ違法であるとして金員を要求される。航空機チェックイン時間などの時間的制約を逆手に支払うまでしつこく金員を要求してくる。
    (3)空港入管職員や税関職員による罰金の徴収時
        (ア)入国の際,入管職員から入国印を押されず,そのまま入国し,出国の際にトラブルになる事案が発生。多くは金員を要求される。
        (イ)入国の際に,ホテル予約表や帰国フライト予約表の提示を求められ,提示出来ずに金員を要求された事案が発生。
        (ウ)入国する際,荷物の中に課税対象品があるとして税金の支払いを要求され,支払いは荷物ポーターを通して行わせた事案が発生。
  3. 入管及び警察による調査,検問への対策・注意事項
    多くは適法な調査,検問であり,拒むことは困難。他方,身分を詐称している者が行っている可能性等も排除できないことから,身体の安全確保及び被害抑制の観点から以下のような対策などが考えられる。
  4. (1)入管職員や警察から調査・検問された際,担当係官の氏名,担当部署や白バイ・パトカーの車番などを確認すると比較的早く調査が終了するケースがある。
    (2) いずれの場合でも偽入管職員や偽警察の場合,武装している可能性もあることから身の危険が伴うので,決して好戦的な態度はとらない。
    (3)空港出入国の際,出入国カード,旅券への出入国印の押印の有無を確認する。また,事前に旅券の残存有効期限,滞在許可の残存有効期限などを確認しておく。
    (4)空港において入管や税関職員による金員要求に対しては,領収書の発行を要求し,担当係官の氏名や部署などを確認する。


    在インドネシア日本国大使館領事部
    TEL 021―3192−4308(代表)
    FAX 021−315−7156
    大使館ホームページ http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html 

    以 上