(1) | 類似のタクシー強盗事例の連続発生
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(ア) | 11月28日(金)午後11時頃、南ジャカルタのメガクニンガン付近で、女性1人が帰宅のため白いタクシーに乗ったところ,出発後すぐに後部座席が前に倒れ、後ろから知らない男1人が出てきた。男はナイフで女性を脅し、携帯電話2台を奪い,更に女性にアンバサダーモールのATMで100万ルピアを引き出させて奪った。
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(イ) | 12月1日(月)夜、南ジャカルタのSCBD付近で女性1名が帰宅のため白いタクシーに乗ったところ,出発後すぐに後部座席の右側が前に倒れ、後ろから知らない男1人が出てきた。女性が叫ぶと男は女性の首を絞め,さらにタクシー運転手は電話で仲間の男1人を呼び乗せ込んだ。乗り込んだ男は女性から携帯電話や金品を奪い,更にキャッシュカードを奪われ暗証番号を教えるように脅した。
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(2) | 置き引き,強盗,車上狙い,パンク強盗,ひったくり被害
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(ア) | 置き引き
ショッピング・モールなどのレストランで食事中に足下に置いていたバッグが盗難。グランド・インドネシアやガンダリア・シティなどでも発生。
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(イ) | 強盗
スディルマン通りなど比較的大通りの路上や歩道橋で発生。特にサリナデパート付近トサリ・バス停で頻発。
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(ウ) | 車上狙い被害
車上狙いの発生。特に高速道路パーキングエリアで被害が多発。
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(エ) | パンク強盗
走行中の車がパンクしたため,停止し車外に出たところ,車内においてある鞄を盗難。ブカシやチカラン周辺で発生。
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(オ) | ひったくり
歩行中に通りすがりのバイクに後方から鞄をひったくられる被害が増えている。
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(3) | 強盗団による旅券等の盗難
チレボン近郊にて邦人出張者が現地スタッフ数名と借上車にて移動中,拳銃らしきものを持ったバイク20台に囲まれ,多額の現金及び旅券,携帯電話などを奪われた。邦人被害者は抵抗しなかったため怪我はなかった。
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(1) | タクシーを利用する際には信頼できるタクシー会社を利用する。警察によると,万が一被害に遭った場合、身の安全を第一に考え抵抗せず、タクシーの窓ガラスやドア、トランク等に書かれてある「Nomor Pintu」(アルファベット2文字、数字3〜4文字で書かれた識別番号)を覚えておくと犯人を捜査するのに有効とのこと。
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(2) | 外出する際,できるだけ貴重品は持ち歩かず、レストランなどで食事中もバッグからは目を離さず,できるだけ体から離さないようにする。
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(3) | 徒歩で外出する際,可能な限り歩道橋は使用しない。やむを得ず歩道橋を使用する際は,できる限り2人以上で行動し、また,歩道橋の反対側と自分の後ろから不審な者達が挟みうちにしようとしていないか警戒する。なお,被害に遭った場合は相手は武器を持っている可能性が非常に高いので抵抗しない
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(4) | 荷物(特に鞄)を車内に残したまま車から離れない。離れる場合でも運転手にできる限り車両から離れないよう伝える(離れる際は仲間の運転手に一声掛けさせるなど)。
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(5) | 徒歩で外出する際,歩道では鞄を車道の反対側に持ち,たすき掛けに出来る鞄はたすき掛けにするなどして鞄を体の前方に置く。
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(6) | 私有車での事故や修理の際,できる限り運転手に任せ,車内で待機し,車外に出る際は貴重品を体から離さないようにする。
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(7) | 商用などで多額の現金を携行する場合,必要不可欠なスタッフ以外の現地スタッフに対して現金を携行している事を話さない。(強盗団に伝わる可能性を防ぐ)
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(8) | 旅券を盗難,紛失された場合の手続き等の詳細は以下の大使館ホームページからご確認ください。
http://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_01.html#
紛失
※当館で旅券等の発給を受けた後、ご本人がインドネシアの入国管理局において出国等の手続きを行う必要がありますが、その手続には数日を要することもあります。また、その手続きが終わらないと当国から出国できないため、フライト変更等が必要となることも有り得ますので、ご自身の旅券の管理にはご注意下さい。
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