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在インドネシア日本国大使館
Embassy of Japan in Indonesia



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平成27年12月11日(大15第26号)

年末年始における一般犯罪に対する注意喚起



在インドネシア日本国大使館



      昨今,スリやタクシー強盗,ひったくりなどの一般犯罪の発生が報告されています。例年、年末年始は特に一般犯罪の発生が増加する傾向がみられます。インドネシアに滞在されている邦人の皆様におかれましては,以下のような事例が発生していることを念頭に、犯罪に巻き込まれないよう十分にご注意願います。

?T 一般犯罪
  1. 犯罪事例
  2. (1)置き引き
    ショッピング・モールなどのレストランで食事中に足下や椅子に置いていたバッグが盗難。日本人の方がよく行くモールや有名ホテルなどでも発生。
    (2)強盗
    スディルマン通りなど比較的大通りの路上や歩道橋で発生。複数人に取り囲まれ、バッグや衣類ポケットから貴重品や携帯電話等が盗まれる。特にサリナデパート付近トサリ・バス停で頻発 。
    (3)車上狙い被害
    特に高速道路パーキングエリアで被害が多発。
    (4)パンク強盗
    走行中の車をパンクさせ、タイヤ交換のため停止し車外に出たところを狙い,車内においてある鞄等を盗む。ブカシやチカラン周辺で発生。
    (5)ひったくり
    歩行中に通りすがりのバイクに後方から鞄をひったくられる被害が発生。

  3. 犯罪事例への対策・注意事項 

  4. (1)外出する際,できるだけ貴重品は持ち歩かず、レストランなどで食事中もバッグからは目を離さず,できるだけ体から離さないようにする。
    (2)荷物(特に鞄)を車内に残したまま車から離れない。自分が離れる場合には、運転手にできる限り車両から離れないよう伝える(もしも運転手も離れる際には仲間の運転手に一声掛けさせるなど)。
    (3)徒歩で外出する際,可能な限り歩道橋は使用しない。やむを得ず歩道橋を使用する際は,できる限り2人以上で行動し、また,歩道橋の向こう側と自分の後ろ側から不審者達が挟みうちにしようとしていないか常に警戒する。なお,被害に遭った場合は相手は武器を持っている可能性が非常に高いので抵抗しない。
    (4)徒歩で外出する際は,歩道では鞄を車道の反対側に持ち,たすき掛けに出来る鞄はたすき掛けにするなどして鞄を体の前方に保持する。
    (5)私有車での事故や修理の際は,できる限り運転手に対応を任せ,車内で待機し,車外に出る際は貴重品を体から離さないようにする。
    (6)商用などで多額の現金を携行する場合,必要不可欠なスタッフ以外の現地スタッフに対して現金を携行している事を話さない。(強盗団に伝わる可能性を防ぐ)
    (7)パスポートを盗難,紛失された場合の手続き等の詳細は以下の大使館ホームページからご確認ください。
         http://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_01.html#  紛失
    ※当館でパスポート等の発給を受けた後、ご本人がインドネシアの入国管理局において出国等の手続きを行う必要がありますが、その手続には数日を要することもあります。また、その手続きが終わらないと当国から出国できないため、フライト変更等が必要となることも有り得ますので、ご自身のパスポートの管理にはご注意下さい。
?U 警察等による検査等
  1. 警官による検問等にかかる問題事例
    夜間・早朝にタクシー乗車中,警官の指示で停車させられ、パスポート、KITASなどのID提示を求められ、いずれを提示しても追加書類の提示を求めたり、何らかの理由をつけて違法であるとして金員を要求。
      払わなければ警察へ連れて行く等と脅し、現金がなくてもATMまで強制的に案内され、カードによる現金引き出しを強要するケースもある。
      最近は被害額が5百万〜1千万ルピアと、高額化している。
      特に本邦からの短期出張者や旅行者は、早朝出発便に搭乗するため朝3時や4時にホテルを出発することがあり、その時間を狙って検問を行い、航空機チェックイン時間などの時間的制約を逆手に、支払うまでしつこく金員を要求してくる。


  2. 警察による検問等への対策・注意事項
    身分を詐称している者が行っている可能性等も排除できないことから,身体の安全確保及び被害抑制の観点から以下のような対策などが考えられる。
  3. (1)タクシーを利用する際には信頼できるタクシー会社を利用する。警察によると,万が一被害に遭った場合、身の安全を第一に考え抵抗せず、タクシーの窓ガラスやドア、トランク等に書かれてある「Nomor Pintu」(アルファベット2文字、数字3〜4文字で書かれた識別番号)を覚えておくと犯人を捜査するのに有効とのこと。
    (2) 特に夜間・早朝の移動は、可能な限りタクシーの使用を控える(会社員であれば、社用車を使用する)ことを検討する。
    (3)警察から検問を受けた際,担当係官の氏名,担当部署や白バイ・パトカーの車番などを確認すると比較的早く調査が終了するケースがある。
    (4)偽警察の場合,武装している可能性もあることから身の危険が伴うので,決して好戦的な態度はとらない。
III 入管による検査等
  1. 入管による検査・調査等にかかる問題事例
    (1)入管職員によるパスポート及び身分証確認
     入管職員による日本人を含む外国人に対する滞在許可等の調査(主にパスポートやKITASなどのID原本の提示を求められ,パスポートの有効期限,滞在許可期限,登録住所,会社役職などについて不正などがないか調査しているとのこと。)が行われており,その際,パスポートの没収や金員の要求などの事案が発生。
    (2)空港入管職員や税関職員による金員要求
    ア 入国の際,入管職員から入国印を押されず,そのまま入国し,出国の際にトラブルになる事案が発生。多くは金員を要求される。
    イ 入国の際に,ホテル予約表や帰国フライト予約表の提示を求められ,提示出来ずに金員を要求された事案が発生。
    ウ 入国する際,荷物の中に課税対象品があるとして税金の支払いを要求され,支払いは荷物ポーターを通して行わせた事案が発生。
    エ 本年6月より開始された観光目的限定のビザ免除に関し、空港において到着ビザ(VOA)で入国したにもかかわらず、パスポート上にVOAのシールが貼られないケースや、パスポート上にはビザ免除での入国印が押されてしまったケースが少数ながら発生。

  2. 入管による調査等への対策・注意事項
    多くは適法な調査,検問であり,拒むことは困難。他方,身分を詐称している者が行っている可能性等も排除できないことから,身体の安全確保及び被害抑制を最優先しつつも、以下のような対策が考えられる。
    (1)入管職員から調査された際,担当係官の氏名,担当部署などを確認すると比較的早く調査が終了するケースがある。
    (2)偽入管職員の場合,武装している可能性もあることから身の危険が伴うので,決して好戦的な態度はとらない。
    (3)空港出入国の際,パスポートへの出入国印の押印の有無を確認する。また,事前にパスポートの残存有効期限,滞在許可の残存有効期限などを確認しておく。
    (4)空港において入管や税関職員による金員要求に対しては,領収書の発行を要求し,担当係官の氏名や部署などを確認する。

  3. 観光目的限定のビザ免除に関しては、特に以下の事項にも留意願います。
    (1)観光以外の親族訪問や商談などの出張を含む日程で来訪したが,誤ってビザ免除にて入国した場合,インドネシア入管法により罰金又は国外退去処分となる恐れがある(国外退去処分となると最低6ヶ月の再入国禁止措置が執られる)。
    (2)ビザ免除入国後にVOAやビジネスビザなどへの切り替えは不可。
    (3)VOAを申請された際は、必ずVOAシールが貼られていることを確認するとともに、35ドルの領収書を受け取り、念のため出国まで保管する。
    (4)ビザ免除による入国の場合も、パスポートの残存有効期間は6ヶ月以上、ビザ欄空白ページが十分あることが必要。また帰路の航空券又は第三国への航空券の提示が必要なこともある。
IV 上記に関し、何らかの被害に遭った、または対応に困った際には、身の安全を確保しつつ、時間を問わず大使館(021−3192−4308)へ連絡して下さい。


在インドネシア日本国大使館領事部
TEL 021―3192−4308(代表)
FAX 021−315−7156
大使館ホームページ http://www.id.emb-japan.go.jp/index_jp.html 

以 上