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在インドネシア日本国大使9月のハイライト(G20プロセスが本格化)令和4年9月30日
![]() いよいよ来月10月の14日から16日にかけて3年振りとなるジャカルタ日本祭り(JJM)が開催されます。今回はfXモールでのリアル・イベントとともに、15日にはYouTubeでのオンライン配信も予定されており、遠隔地にお住まいの方にも楽しんでいただけるよう企画されています。是非、多くの方にご参加いただければ幸いです。 1.今月の一枚
(ウクライナ支援の気持ちも込めて、ウクライナ大使館が主催したウクライナ料理を楽しむ夕べに参加しました。左から、ポーランド、ウクライナ、スウェーデン、クロアチア、ジョージアの各大使です。真ん中が、ウクライナの料理大使!) 2.対外発信活動 12日、ガジャマダ大学経済学部の同窓会が主催する東部インドネシアの経済開発に関するセミナーにオンラインで参加して、講演を行いました。南スラウェシ州を含む東部インドネシアへの日本からの投資に対する期待の高さを感じました。 14日、ラクヤット・ムルデカ紙のキキCEOを始めとする編集の責任者を公邸にお迎えし、ジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)の木村理事長を交えて懇談しました。その模様は、16日付の同紙で報道されました。 22日、KOMPAS GOによるインタビューを受けました。G20サミットに向けての取り組みや、日本・インドネシア関係の今後の展開について色々とお話しすることが出来ました。 30日、国連人口基金(UNFPA)が日本政府の資金協力で昨年の4月以降実施してきた「Leaving No One Behind」プロジェクトの閉会式に出席して、ご挨拶しました。このプロジェクトでは女性、高齢者や障がい者などコロナ禍で危険にさらされる可能性のある方々を対象として、妊産婦保健や性と生殖に関する保健サービスを維持することや、男女差別などの問題に取り組んでいます。 3.日系企業支援 5日、武田薬品工業の方から、インドネシアで承認された画期的なデング熱ワクチンに関して説明していただきました。デング熱による感染者や死者の減少につながることを期待しています。 10日、ブディ運輸大臣やアニス・ジャカルタ首都特別州知事他と共に、コタトゥア地区再整備・MRT南北線フェーズ2A・CP202着工式典に参加して、ご挨拶しました。MRTはジャカルタにおける生活スタイルの変革につながっており、MRTがコタ駅まで延伸されれば、更に便利になると思います。 4.その他の主な活動 G20の合間に少し時間があったので、7日、現代美術館(MACAN)とモナスを視察しました。MACANについては、インドネシアの芸術家の作品に加えて、草間彌生さんによる作品も展示されており、見所たっぷりでした。また、モナスはコロナ禍で長らく訪問することが出来なかったのですが、ジャカルタで最初に訪れるべき場所の一つですので、漸く視察を実現することが出来て良かったです。皆さんも、是非、訪れてみてください。 8日、日本への国費留学生の面接官を務めていただいている方々を公邸にお招きして、ランチをご一緒しました。学生交流という日本とインドネシアとの「架け橋」を支えてくれている方々と楽しい一時を過ごすことが出来ました。皆さんのご協力に改めて感謝します。 14日、英国・エリザベス2世の逝去に伴う弔問記帳のため、英国大使館を訪問しました。多くの方が弔問記帳に訪れ、また、英国大使館の壁際には多くの弔花が飾られており、インドネシアでも女王陛下が慕われていたことが印象的でした。 15日、ジャカルタ日本人学校(JJS)とチカラン日本人学校(CJS)の中学3年生が大使館を訪問してくれたので、私を含めて大使館員から色々と将来のことなどをお話ししました。中学生最後の年、是非、実りあるものになることを期待しています。 21日、18日にアジュマルディ・アズラ・プレス評議会議長が急逝されたことを受けて、カリバタ英雄墓地に墓参に行きました。故アジュマルディ議長は、インドネシアを代表するイスラム知識人として、国立イスラム大学学長などを歴任し、日本とインドネシアの学術交流や相互理解の促進に尽力されました。日本に対する深い理解の上に「日本にはイスラムの価値が根付いている」とインドネシアのイスラム社会に発信してくださった方のお一人です。これらの功績が認められ、2017年には旭日重光章を受章されています。これまで両国関係の発展のために尽力いただいたことに改めて感謝します。 26日、ジャカルタ・ジャパン・クラブ(JJC)主催の日本人納骨堂・戦没者墓碑慰霊祭に出席しました。今年は3年振りに、従来からご協力いただいている長野県の住職をお迎えして読経を上げていただき、慰霊祭が執り行われました。 (了)
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