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在インドネシア日本国大使11月のハイライト(大変お世話になりました!)令和5年11月30日
![]() 着任がインドネシアにおけるコロナの第一波の最中だったので、二週間の隔離生活から始まり、1年目はコロナ対応に追われました。しかし、コロナが収束するにつれて、2年目と3年目はインドネシアがそれぞれG20議長国とASEAN議長国を務める中で、両国間の人の往来や交流も活発化しました。この間に、岸田総理を3回、そして林前外務大臣を2回、インドネシアでお迎えしました。加えて、今年の6月に天皇皇后両陛下が令和初の外国公式訪問として当地を御訪問する機会を得たのは大変光栄なことでした。 インドネシアを離れるに当たって思うところは様々ですが、その点は10月5日付けで「じゃかるた新聞」に投稿したことに尽きていますので、宜しければ以下のサイトをご覧ください。 https://www.jakartashimbun.com/free/detail/64464.html それでは、皆さまの今後のご健勝と、日本とインドネシアとの関係の益々の発展を北京より祈念しております。 1.今月の二枚
2.JJM2023(ジャカルタ日本祭り) 18、19日にJJM2023がJIExpoで開催されました。2009年に第1回が開催され、コロナ禍での休止を挟んで、今回が第13回目となりました。今回は4年ぶりに屋外での開催となりましたが、雨期にも拘わらず日中の気温がかなり上昇してしまったものの、多くの方に来訪いただきました。様々な形でご協力いただきました方に改めて感謝申し上げます。
3.離任レセプション、自衛隊記念日レセプション 1日、自衛隊記念日レセプションを開催しました。国防省の幹部に加えて、サンディアガ・ウノ観光・クリエイティブ経済大臣にもお越しいただき、大変盛況な会合となりました。安全保障分野での両国関係が緊密になっていることを感じさせる行事となりました。
29日、離任レセプションを開催しました。急なご招待であったにも拘わらず、バスキ公共事業・国民住宅大臣、サンディアガ・ウノ観光・クリエイティブ経済大臣、シャリフディン・ハサン国民協議会副議長等を含む約240名の方に参加いただきました。皆さんからいただいた大変温かい激励に改めて感謝します。
4.日系企業との係わり 17日、双日とSUN Energy社による屋根置き太陽光発電事業の事業開始セレモニーに出席して、ご挨拶しました。こうした取組は日本によるAZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)の取組を進める上でも大変重要です。 22日、日本が供与した移動式X線装置の引き渡し式典にダンテ保健副大臣と共に出席して、ご挨拶しました。AI機能が搭載された移動式X線装置がインドネシアの保健医療サービスの向上につながることを期待しています。 5.各種表彰式 今月は以下のような様々な表彰式を開催しました。日本とインドネシアとの関係強化にご尽力いただき、改めて感謝します。詳細は大使館のHPをご覧ください。 7日、歴史家でHistoria.id創設者・上級編集委員であるボニー・トリヤナ氏に対する在外公館長表彰の授与式を公邸で開催しました。(news23_37j.html) 17日、インドネシア唯一の日系人組織「福祉友の会」の会長であるヘル・サントソ・衛藤氏への外務大臣表彰、また、「福祉友の会」の活動に尽力されてきたマリコ・スルヤントさんへの在外公館長表彰の授与式を公邸で開催しました。(https://www.id.emb-japan.go.jp/news23_38j.html) 21日、当地の有力シンクタンクであるFPCI設立者・代表のディノ・パティ・ジャラル氏に対する外務大臣表彰の授与式を公邸で行いました。(https://www.id.emb-japan.go.jp/news23_40j.html) 30日、ディア マドゥブランティ・インドネシア大学日本研究センター元センター長に対する外務大臣表彰の授与式を公邸で行いました。 (なお、12月1日には、長年にわたって日・インドネシア語の通訳として活躍してきている須田和代さんと沼澤麗さんに対する在外公館長表彰の授与式を公邸で行う予定ですが、これが最後の表彰式となります。) 6.その他 3日、バンテン州を公式訪問しました。これが最後の公式訪問で、着任以来10カ所目となりました。アル・ムクタバール・バンテン州知事代行やサビルル・アリフ・バンテン州警察副本部長を表敬し、バンテン州に滞在している在留邦人や日系企業の引き続きの安全確保をお願いしました。 当地の有力シンクタンクであるCSISで行われた大統領候補者3名による演説会に参加しました。多くの外交団やメディア関係者が出席して、7日にガンジャル候補、8日にアニス候補、そして13日にプラボウォ候補が登場しましたが、冒頭発言の後、質疑応答の時間が設けられたので、私からも質問する機会があり、大変参考になる意見交換になりました。 21日、エネルギー鉱物資源省において、JETP(Just Energy Transition Partnership)事務局が主催した包括的投資政策計画(CIPP)の発足式に参加しました。これは日本と米国が共同リード国となって、インドネシアの現実的かつ野心的な脱炭素化を支援するものです。
21日、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」3件の契約書の署名式を行いました。インドネシアが抱える社会課題の解決に向けて、こうした地道な取組も引き続き重視していきます。詳しくは大使館のHPをご覧ください。(https://www.id.emb-japan.go.jp/news23_39j.html) (了)
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