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在インドネシア日本国大使館
在ジャカルタ日本国総領事館

Embassy of Japan in Indonesia/ Consulate General of Japan in Jakarta



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在インドネシア日本国大使


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在インドネシア日本国大使


着任の挨拶書簡


2008年6月27日


拝啓


    今般、駐インドネシア共和国日本国大使として着任致しました塩尻孝二郎と申します。謹んで着任の御挨拶を申し上げます。先日6月10日、私はスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領に信任状を捧呈致しました。インドネシアという日本にとり極めて重要な国で大使として活動できることを大変光栄に存じます。


    我々両国は基本的な価値観と利益を共有しています。インドネシアと日本はいずれも平和を愛し、平和を希求する国です。インドネシアと日本は、いずれも民主主義、自由市場経済を基盤としています。さらに、インドネシアと日本はいずれも礼節と文化を重んじ、子供、そして教育を大切にしている国です。私がインドネシアに到着して最も印象的であったのは、インドネシアの若者の凛とした姿勢、元気な子供達の目の輝きでした。


    インドネシアと日本はアジアの平和と繁栄を始めとして、様々な分野で利益を共有しており、マラッカ海峡の安全やテロ対策のような安全上の問題や自然災害への対策などは両国が緊密な協力の下で共同して取り組んでいる様々な挑戦の一例です。両国は、まさに「平和で繁栄した未来へ向けての戦略的パートナー」です。

また、経済分野でも両国は相互補完的な関係にあります。インドネシアでは1,000社を超える日本企業が活動を行っており、累積額では、日本はインドネシアにおける最大の投資国となっています。また、日本の政府開発援助の最大の供与相手国はインドネシアです。


    今年はインドネシアと日本の国交樹立50周年に当たります。また、7月1日には両国間の経済連携協定(EPA)が発効致します。この協定の発効により、インドネシアと日本の経済関係が一層拡大、深化するよう尽力したいと考えています。


    50周年を記念して、先日行われた日本インドネシア合同コンサートのような多彩な行事が実施されています。大使としての在任中、私は両国の文化交流をより一層拡大したいと思います。インドネシアとインドネシア国民の様々な魅力を日本の国民に伝え、また、もっともっと日本のこと、日本人のことをインドネシアの方々に知って頂きたいと考えております。その手始めとして、私はインドネシアのメディア各社を訪問する予定でおります。また、インドネシアの学生、生徒達と直接会い、話し合うために、小学校、中学校、高校、大学を訪問したいと思っております。さらに地方を訪問し、インドネシアの地方と日本の地方との交流をさらに活発化するよう努力したいと考えています。


    両国関係の発展と世界の平和にとって何よりも重要なのは人と人との心の通う交流です。人と人との交流を更に活発化させるべく、日本は、21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS)に基づき、本年、インドネシアから高校生360名及びその他青年等約65名を日本へ招待する予定です。


    最後になりましたが、両国及び両国国民の相互理解の深化と友好強化に向けて尽力する決意を改めてお伝え申し上げるとともに、是非皆様のご支援と御協力を賜りますようお願い致します。




敬具

(署名)
駐インドネシア共和国日本国特命全権大使
塩尻孝二郎



(インドネシア語)