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在インドネシア日本国大使館
Embassy of Japan in Indonesia



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EKB62その9;祭りだ!祭りだ!


2017年10月20日



前回、アチェ訪問についてご報告してから、1ヵ月以上のご無沙汰です。久々の休暇で帰国したり、色々で、失礼しました。

祭りだ!祭りだ!


    それもあって、もう1ヶ月半近く前になるのですが、どうしても皆さんにご紹介したいことがあります。それは、「ジャカルタ日本祭り」についてです。

    「ジャカルタ日本祭り」(通称JJM)は、ジャカルタで定期的に行われる日本関係のお祭りとしては、最大規模のものの一つと言って差し支えないでしょう。サッカー競技場2面以上の広さがあるオープン・スペースの会場内には、スポンサーとなって頂いた企業や団体や、日本食・スナックのブースが所狭しと並びます。そして、小ステージと、メインイベントが行われる特設大ステージがあり、一日を通じて、色々な出し物が行われます。そこに行けば、「日本に会える場所」として、インドネシア在住の日本人の方々だけでなく、多くのインドネシア人の方々が集まり、2日間を通じて、巨大な「絆を作る場所」になるのです。



    今年のJJMは、去る9月9日、10日の週末2日間、ジャカルタ市内のアルディロン広場で行われました。JJMは、これまで、市の最中心部に近いグロラ・ブンカルノ・スタジアム内の施設などで行われてきましたが、今年は、スタジアム施設が来年のアジア競技大会実施のための改修に入ったこともあり、市の少し南のパンチョーラン地区にあるアルディロン広場で初めて行われました。周辺の道路が工事中で渋滞が激しいこともあり、参加者に影響があるのではと少し心配しましたが、最終的には、2日間を通じて1万7000人以上の方々においでいただき、大盛会でした。




強い「絆」


    JJMのメインテーマは、「日本とインドネシアは、いつも一緒!(Japan & Indonesia; Always Together!)」です。実は、今回のJJMでは、この日本とインドネシアの強い絆を再確認するハプニングがありました。第二日目、18:30過ぎ、もうすぐ特設大ステージで閉会式も兼ねたメインイベントが始まろうとしている正にその時、一転俄かに掻き曇り、突然のスコールと、激しい雷に襲われたのです。VIPテントに入れて頂いていた私たちはまだしも、特設ステージ前の芝生に座ってパーフォーマンスを待っていた人たちは、一斉に散らばり、雨宿りの場所を探しました。VIPテントもそういう人たちで満員です。

    熱帯特有のスコールで雨雲は遠からず去るだろうと、皆祈るような気持でしたが、残念ながら、雨も雷もますます強くなるばかり。遂には、冠水と近くに落ちた雷で、会場の電気が落ちてしまったのです。

    結局雨は、1時間以上降り続いたのですが、それが小降りになってから、関係者の方々の超人的な努力が始まりました。漏電を防ぐために、濡れた数々のケーブルを乾かし、メインイベントへの出席者の方々の了解も得て、最初の中断から2時間後には、規模は縮小されたものの、メインイベントの再開にこぎつけました。そして、メインイベントを再開してみると、メインステージの前は、再び、黒山の人だかり!会場に集まった日本、インドネシアの方々の殆んどが、雷雨にもかかわらず、再開くを根気強く待っていたのです。

     私は、その後ステージでご挨拶する機会に、「両国の絆は、雷雨よりも強かった!」と申し上げました。そこにおられた皆さんも、同じ気持ちだったと思います。


歴史は続く


    このJJMは、日インドネシア国交樹立50周年にあたる2008年に行われたお祭りのイベントが、いわば「生みの親」になっています。当初は、お祭りは50周年をお祝いする一回限りのイベントとして企画されたのですが、大成功を収めたものですから、当時の関係者の方々が「この友好の火を消してはいけない。毎年やろう!」という勇気ある決断をされて、翌2009年に第一回を開催し、今に至っています。

    ということは、今回のJJMは第9回目。そして、日インドネシア友好60周年に当たる来年は、ちょうど10回目となります。来年のJJMは、10回記念+60周年記念で、更にパワーアップして戻ってくる予定です。



もう始まっている60周年のお祝い



    60周年と言えば、今回のJJMの機会に、これまでに任命された60周年の親善大使と応援団の方々(注)をご紹介しました。インドネシアで活躍している日本人の方々や、インドネシアの有名人で日本が大好きな方々の名前を呼びあげるたびに、観客の方々から大きな声援と拍手が上がりました。

そして、次の予定は、ロゴマークの決定です。お陰様で、一般の部、ジュニアの部双方で、インドネシア人、日本人双方から、500近い応募を頂きました。どうも有難うございました。まもなく、結果を発表できると思います。皆さん、期待してお待ちください!

(注)60周年親善大使、応援団の方々

(日本側)
        仲川遙香さん(元JKT48及びAKB48メンバー)
        松永祥兵さん(プルシブ・バンドン所属のサッカー選手)

(インドネシア側)
        アンディンさん(歌手)
        トゥルスさん(歌手)
        ユキ・カトウさん(女優、モデル)

(60周年応援団)
       JKT48(AKB48の初の海外グループ)
        劇団en塾(日本語ミュージカル劇団)