お知らせ総05第22号(平成17年9月20日)
インドネシアにおける鳥インフルエンザの人への感染について
在ジャカルタ日本国総領事館
1.インドネシアにおける鳥インフルエンザのこれまでの状況
   9月16日、インドネシア保健省は、10日に急性肺炎で死亡した南ジャカルタ地区在住の女性が、香港大学での検査の結果、鳥インフルエンザ・ウィルス (H5N1) に感染していたことが確認されたと発表しました。国内での鳥インフルエンザの人への感染例は、7月中旬に確認されて以来となります。また、17日の同省発表によると、感染疑いのある複数の患者が現在治療を受けている状況にあります。
   こうした事態を重く見たインドネシア保健大臣は、19日、鳥インフルエンザに関する国家非常事態として国民に注意を喚起しています。
2.感染予防対策
在留邦人の皆様におかれましては、以下により安全確保に努められるよう、改めてお勧めします。
(1) 鳥類に近づかないこと。特に、養鶏場、鶏を扱う市場、観賞用鳥屋、鶏鳥類飼育家庭などへの不用意、無警戒な立ち寄り、接触を避けること。さらには、鳥類の死体、内臓、排泄物への接触をしないこと。
(2) 鶏肉や卵を調理する際に加熱すること。(WHOによると、ウイルスは適切な加熱により死滅するとされており、一般的な方法として、食品の中心温度を70°Cに達するように加熱することを推奨しています。)
(3) 念のため、人混みへの立ち入りは最小限にし、外出後には手洗い、うがい
などの通常の感染症予防対策を励行すること。
(4) 高熱、全身倦怠感、呼吸器症状等が出たら、ためらわず最寄りの信頼でき
る医師あるいは病院を受診すること。
なお、この病気に関する詳細については、
      世界保健機構(WHO)ホームページ (http://www.who.int/en/)
     厚生労働省ホームページ (http://www.mhlw.go.jp)
をご参照下さい。
在ジャカルタ日本国総領事館(代表電話は在インドネシア日本国大使館と同じ)
        TEL 021−3192−4308(代表)
        FAX 021−315−7156(総領事館)
        夜間等緊急携帯電話 0811−80−6448
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